社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

昭和

昨日はごふごふ言いつつ、所用の為外出。
この咳だけ止まらないっぷりは気管支炎かねぇ。一日寝ときたい。
そういう訳にもいかんのが辛いっす。


出かけた先はとある小さなホテル。
坂道と風にめげそうになりながら行った先には日本庭園的な生垣、
そこを抜けると小さな羊羹もとい洋館が建っていた。
ホテルの人曰く、元々は大正に建てられた別荘なのだそうだ。
戦争や震災を乗り越えて、残っているのが凄いなぁ、と思った。
ステンドグラスも一部ひびが入っているけれど、敢えて直していない。
中の戸に填っているガラスも、まっ平らな今のガラスじゃないなぁ、
という感じ。
これがまた風情があるのです。
エントランスはレトロというかアンティークというか。
天井が高いのが、当時のお金持ちの象徴だったそうです。
調度も当時のものかしらん。
記念館として見物するだけではなくて、実際に人が出入りして使うからこそ
傷まず残せるのかもしれない。
その奥はというと、うってかわって和風。
ホテルというよりは旅館、という感じ。
庭は親子の庭師さんが整えていらっしゃるそうだ。
親子、というのがなんかいいなぁ。。。
元の持ち主は庭とその向こうの海眺めながらまったり過ごされていたの
だろうか。
こういう所に住んでいたら、身も心も気高く美しくノーブルに生きられるか。
その前に掃除が大変そうだ^^;


帰りに電車から窓の外の海を眺めながら、電車に忘れ物をして
着払いで送って貰えばいいのにわざわざ早朝に受け取りに行った日の事を
思い出した。
まだ夜が明け切らず、暗い空と海を眺めながら聴いたレミオロメン
「昭和」を忘れないだろうな、と思ったらやっぱり忘れてなかった。