社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

出石たんまりたまごごはんとおそばの旅

その土曜日にお出かけした先が出石でした。
卵ご飯とお蕎麦の美味しい所があると言う話なので行ってきた。
まずは卵ご飯。
「たんくま」というお店と聞いたので、こりゃあ面白いわい、
嘗て”丹波の熊”と呼ばれた屈強な男がひっそりと卵ご飯オンリーの
店を始めたんじゃな、店長は去年だか一昨年だか話題になった
蘇民祭のポスターの人みたいなヴィジュアルなんじゃな、と思ったら
全然違っていた。
地元の養鶏とお米の農家の人が
 卵は定評があるがお米が売れない
  ↓じゃあ
 お米がダメなら、ごはんで売ればいいじゃない
  ↓と始めたら
 両方ウマー!
卵ご飯屋はおじさん(元寿司職人らしい)がおばちゃん達を取り仕切ってた。
そもそも、お店の名前は「但熊」だし。但馬ですから。

メニューは卵ご飯オンリーじゃないけど潔い。

オムレツに惹かれるけど、ここは卵ご飯定食(ご飯少な目カスタム)じゃ。
小さいお店で、10時半という中途半端な時間にも関わらず行列。
最大で2時間待ちだそうですよ。
卵ご飯用の卵はかけ放題!

セコケチならば持って帰るに違いない、と思う自分が悲しい。
それはさておき、やっぱり美味しいです。
卵好きの癖に、卵ご飯嫌いなのですが、大変美味しかった。
幸せな気分。言葉も出ません。ギャグも出ません。
栄純に食わせたいとそっと涙を拭った次第。
熊さんは?と思ったらお店の外に居ました。

敷地内の直売所で売ってます。3000円くらいで。
ここで卵ご飯用醤油とミルクジャムと牛乳を購入。
何で卵買わなかったんだろう。。。
敷地内には卵ご飯の歌が流れている。気になります。
一休さんも龍馬も篤姫ライト兄弟もたまごごはんだそうだよ。


お腹一杯なので、出石に向かってもお蕎麦はまだです。
出石城を制圧!光舟かかって来んかい!

と言っても、お城は無く、城跡のみ。
妙に白々した真新しいお城を再建してないのが好感持てるか。
駆け足で参りましょう。
辰鼓櫓(しんころう)。有名ですね。

資料館。

鎧や武家諸法度の写しなどがあります。
秀吉からの手紙とか。
歴史の重みをしみじみと感じた次第。花押に感動。何故じゃ。
3月なので、お雛様もありました。
写真撮っちゃいかんので、軒先のみご紹介。
続いて桂小五郎が隠れ住んだという所。

普通の軒先・・・なのは気のせいだらうか。
愛人は松さんだそうです。
さっきの資料館には「松子夫人」もあった。マツ好きめ。
桂小五郎、めっちゃイケメンでした。写真見たの。
松子夫人もですが、凛としていらっしゃいました。
因みに、歩きながらモンスターロックの「こい散歩」思い出してたら
この地は小出氏が治めていた事もあったそうだ。


さてそろそろお腹も空いてきました。
お蕎麦は「左京」というお店です。
そういえば右京さんの新・相棒はミッチーだそうですよ。びつくり!!

最初におつゆ・薬味達が出てきます。
今の蕎麦粉の割合だと、最初はおつゆだけ3分の1注いで
ネギ・大根おろしだけで食べてください、とのこと。

卵はにわとりのがごろんと。此処ら辺は卵好きね。
お蕎麦はまとめて○皿、という頼み方のようです。
一気に出てきたように見えますが、まずはこれだけ。

お店のご主人が茹で具合を聞いて下さいます。
ご主人の仰せのままで、美味しゅうございました。
人生で食べた中で一番美味しいお蕎麦でしたよ。
味がしっかりしている。
今まで食べてたお蕎麦は何だったんだろう。。。
そんな私をほおずきふくろうが見つめていた。

見つめ返し乍ら「これはフウセントウワタ?」と思った私は
やっぱりマニアックだと思う。
ほおずきはお土産物屋さんにもありました。
此処のお店ですが、大人は20皿食べたら通行手形を1枚貰えて、
5枚集めると大きい通行手形を貰えて、一年間無料となるのです。
「お蕎麦好きな人は無料」との事。
卵ご飯食べてなかったら、20皿は余裕だったのにな。残念です。
50皿を10分以内に食べたら永年無料だそうです。お試しあれ。


お土産にはシルクたくさん買いたかったですがお金無いし
そもそも端切れ大量に買っても仕方ないやん、と
まゆ玉(お肌のお手入れ用、4/5に備えるのさ)を購入。
おちょこの針山も欲しかったなぁ・・・と帰宅したのでした。
おしまい。