社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

神戸フィルハーモニック ニューイヤーコンサート at 神戸文化ホール

多分初めてだと思う、クラシックのコンサートに行って来た。
昨年末、「神戸の5大ニュース」アンケートに回答したら
チケットが当たったのである。
そごうのギフト品解体セールで焦りながら買い物したら
普通の紅茶じゃなくフルーツフレーバーのやつ買っちゃって
ガガーン!となりつつ会場へ。
入場はスムーズなものの、すっごい行列が出来ている。
開場時間には現地に着いたけど、中は(自由席でした)座りたい位置は
ほぼ埋まっていた。
そういえば予めセットリストが分かってるというのも初めてかも。
(普段でも検索したら分かりますけども、自分が観に行く日が同じとは
 限らない。)
「この人が指揮する/演奏する○○だったら観る」という方もあるのだろう。

第1部は「横笛のルーツを訪ねて」。
出雲大社の方の雅楽演奏で始まる。
その後オーケストラの方と共演。
1曲ずつ指揮の方の説明が入る。面白い。
龍笛の「龍」とは音が低い方から龍のように上っていく事に
由来するのだそうだ。
他に篠笛、トラヴェルソ、フルート等が紹介されていた。
トラヴェルソはすごく柔らかい音だけど音が大きくないので
構造を改良したり金属製にしたりするうちにフルートになったとか。
フルートにも色々種類があって、それぞれ紹介があった。
面白いな。
笛吹きの友人に見せたかった。
オーケストラの方以外に、フルート奏者の方が大集合されていて
同じフレーズをオーケストラ/フルートで演奏して聴き比べられるような
アレンジになっている曲もあった。
「越天楽」はバイオリンが篳篥のような音で演奏していたり
Fバス・フルートは弦楽器のような音で演奏していたりして
管楽器と弦楽器で全く違うようで近い音が出るのだな、と思った。
皆さん、特に女性の方は様々な色のドレスで登場されていて凄く華やか。
新春だからかな。

第2部はウィーン音楽。
神戸開港150周年という事で開港当時のウィーンで生まれた曲を。
戦争に負けてウィーンは落ち込んでいたけれど
ヨハン・シュトラウス2世はそういう空気を払拭すべく、
明るい曲を作ったのだそうだ。
演奏される曲も明るいものばかり。
すごく華やかな曲。
因みに「美しく青きドナウ」とあるがドナウ川は美しくも青くも
ないそうだ。
話を伺っていたら、ウィーンに行ってみたくなってしまった。

第1部も第2部も、最初にチューニングをされるのだけど
少しずつ音が増えていくのを聴いていると、わくわくしてきた。
コンサートマスターがすごく笑顔でノリノリで弾いてはった。
知らなかったけど、曲によって途中で退席されたり入られたりする方が
あるのだな。
パーカッションの方の楽器変更、持ち替えはあるんだと思ってた。
バイオリンの方の多さにびつくり。

アンコールはどうなのかな?と思ってたら退場された指揮者が
すぐ登場されて、お客さんの拍手も指揮しながら
「ラデッキー・マーチ」を。
懐かしい。
小学2年くらいに、曲集を新しくして貰った時にやった曲で
「新しい曲集だ!わーい!」と嬉しかったのを思い出した。
発表会で上の方が弾いてはったやつ、わたしも弾けるんだーって。
初心者向けの楽譜だったけど。

ニューイヤーコンサートは毎年趣向を凝らしたテーマと
なっているそうである。
今年、横笛がテーマだったのは神戸国際フルートコンクールの為
だったようである。
普段あんまり聴かない(たまにショパンピアノ曲のCD聴くかな?)ので
こういうコンサートを聴く機会があってよかったと思う。
気軽に観られる雰囲気だったし、毎年の恒例行事にしてもいいかな。
(とか言って他のライブの予定入れてそうだ)