社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

お茶のある暮らし

今年はエイプリルフールのネタやりません。
まじめだから、嘘つかないの。
(って大嘘こいてしまった。)

「お茶のある暮らし」(谷本陽蔵/草思社)読んだ。
初心者向けのやさしいお茶解説本・エッセイかと思って買ったのだった。
読み物というより、お茶屋のおとうちゃんから、今日は中国のお茶の話、
今日は日本の茶園の話、と毎週少しずつ伺う、みたいな感じ。
人生経験豊富なおとうちゃん故に「今は〜」っと「昔はよかったですか」な話も
あるけれど、時代に合ったお茶を追求しなければ、と提案されたりしてて面白い。
達磨大師がインドの茶祖って、知ってた?
ふっくらした達磨大師が描かれるのは日本だけらしい。なんでだろ。
通ってる茶館がリニューアルした時に「陸羽茶館」と名前が変わったのだが
なんでだろう?と思ったら茶聖から名前を頂いていたのだな。
これも知らなかった。
その茶芸館スタイルも案外最近らしい。
世紀単位で昔からそういう飲み方なんだと思ってた。
・・・という感じで、日本だけじゃなく中国・台湾のお茶の話も沢山。
お茶のふるさとだもんね。
お茶の香りは個人的にはあんまりいらないなぁ。
お茶自体じゃなく、お花や果物の香りつけたようなやつ。
「仏手」飲みたくなった。
岩茶のお店にあったような気がする。
潮州料理も気になる。
うちで晩御飯の後に飲むお茶が濃くなりそうな予感。
お茶の葉多めかお湯少なめをお勧めしてはった。

この本が出た1993年といえば缶入りの緑茶が出た頃だろうか。
高校生の時に初めて飲んで「まっずー」と思った記憶が。
缶入りウーロン茶の話がよく出てくるので思い出した。
2016年の今でも、急須で入れるのとは別のもんだと思う。

ところで以前、紅茶も急須で入れてるよーってArteacleさんの記事で
書いたんだが
お茶のプロの目から見ても、理にかなってるみたい。
急須の中でお湯が攪拌しやすい、最後まで出し切りやすい、等書いてあった。