社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

THE BACK HORN「KYO-MEIワンマンツアー」〜運命開歌〜 at 神戸VARIT.

本日は午後から雨。
14時頃元町から三宮に行く途中でVARIT.の前を通ったら機材車が来てて
ふと気づけば、ぽつりぽつりと雨。
その後「雨しっかり降り出したなぁ」と思いながらインスタ見たら
THE BACK HORNご一行が神戸に到着されていた。
さすがTHE BACK HORN
先行物販前に友達とお茶するべ、と入ったカフェが全面喫煙で
風邪ひき&喉弱が入るお店ではなかったと悔やむも遅し。
カフェオレ可愛かったよん。

グッズは一部大阪で買おう(今お金ないから)と思っていて
何を買うか(逆にそれ以外は買わない)メモも書いてきたのに
多めに買っちゃったねぇ。
友人が「これ良かったよお」と見せてくれたのが良くて。
付近に並んでた人も釣られて買ってたんじゃないか?

以降ネタバレあるかもなので気になる方は後日。






VARIT.定位置の2階台の上。
なかなか柵んとこが定位置にならない。
しかしドラム観放題なので良かった事にする。
ツイッター見たら「タムが1個になってる」という呟きがあったが
マツ日記で減らしたって書いてあったな。
因みにフロアタムは2個のままである。
サウンドチェックがグレッチじゃなくてストラトなの!?

今回は栄純が入場SE担当という事で何となくいつもと違う気がする。
3人は淡々と、栄純は楽しくて楽しくて仕方無いという笑顔で
軽やかに登場。
「運命開花」と同じく、「暗闇でダンスを」で始まる。
マツ、凄く力入りすぎてる?気のせいか。気のせいやな。
運命開かなきゃいけないもんな。
「運命開花」の曲はストラトが多かったような気がする。
「その先へ」はグレッチだったけど。
グレッチは1号機、2号機も居てて安心した。
しかし「その先へ」のマツのチャイナがかっこよくてお辛い。
そこはチャイナだったのか、と。あんな音するんだ。
「胡散」はライブならではのブレイクが入っていた。
かっこいい。
ぴたっと音が止まって、また再開するのだけれど
4人のタテのラインが揃って、呼吸が合ってないと出来ない技だろう。
「カラビンカ」はマニヘブより短いけど、栄純が舞っていた。
鳥というかゴリラというか。全身で表現していた。
この曲のの後半の為だけに山さんテレキャス持ってきてるのかな。
んでテレキャスのネックでグレッチのネック擦るっていう。
ええ音でした。素敵☆

途中、MCでVARIT.の楽屋の壁に「良いライブが出来るよう我我も
頑張りますのでバリッと頑張りましょう」的なメッセージがあり
「VARIT.の由来は”バリッと”という意味ですかね?」と。
そうらしいです。
初めて知った。
マツのMC、すごく良い話があったのだけどあのニュアンスを上手く
言い表せないので、此処には書かない。
ただ「THE BACK HORNの音楽に触れている瞬間は確かに私は生きている」
としみじみ考えた。
一方、4人のMCとなると途端にゆるくなる。
栄純が”マイクを初めて見たゴリラ”のモノマネしたり
マツが「神戸といえば坂の街!」と言って失笑されたり
(個人的にはもしマツが神戸で道に迷ってたら「神戸は坂道多いでしょう、
 山がある方が北で海がある方が南なんですよー」と説明しようと
 思っていたので奇遇だなぁんて思いながら観てた)
神戸はコーヒーの街、着いた途端にコーヒーの香りがする、という話したり。
昔はコーヒーが苦手だったのに今は沢山飲む。
「サニー」の歌詞で

コーヒー色した闇が 空をつまらなくしてる
汚い社会 苦い味さえ
飲み込めるように なってしまうの?

と歌っていたのに・・・という話も。
その流れから、山さんがドトールでバイトしてた話したり。
「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」を笑顔・ハイトーンで
言うのに苦労したのだそうだ。
光舟は苦手なので居酒屋厨房の奥の仕事に逃げ、栄純も上手くいかず
回転寿司屋のすし飯担当、
マツは最初から接客ではなく工場のラインバイト。
「ありがとう」が上手く言えない4人であった。
でも山さんが最後に「だけど今は心から『ありがとう』って言える」と
締めていた。
ええバンドや。
お客さんに笑顔を見せるのが苦手で「ありがとう」が言えなかったし
「サニー」の頃は心を開かない感じ(に見えた)なのに
今は”KYO-MEI”を掲げ、「共にアツい夜にしていきましょう」と
言うようになったのだなぁ・・・としみじみ。
その途中から観てきたのだな、と。

それにしてもかっこいい。凄いバンドだ。
このご時勢にやりたい音楽を続けてこられる、というだけでも
凄い事なのかもしれない。

ていうか「シンフォニア」のドラムもっと観たかったなぁ。
(またですか)
ハイハットからスネア・タム狙う感じの”松田カメラ”置いて*1
その映像観たい。
目コピ出来るんじゃね?という位、VARIT.では「シンフォニア」の
ドラムばっか観てる気がする。

アンコールは「夢の花」から。
凄くタテノリな感じのドラムだったなぁ、と。
「暁のファンファーレ」のツアーの時は昔の曲も手数増えてる!
と思ったのだが、今回は昔の曲もそれなりのシンプルさのまま、
でも音は最新型、という感じだった。
それが一番顕れてたんじゃないかしら。
かーらーのー「無限の荒野」「コバルトブルー」。
そういえばダイバーあんまり居ませんでしたね。
ダイブしてたような人は今回来られなかったのか、
他のバンドに流れたのか。
バンドがオトナになるなら、ファンもオトナになりますわな。
幸せすぎて「いいんだろうか?」と不安になりながら
生まれたての仔牛のような足取りで帰宅。
このツアー、観られる人は幸せよ。
各地観に行く人が羨ましい限りだ。
自分はあと大阪だけ。サミシー。
大阪では「記憶列車」が観られたらいいな。

人生色々あるけど、今はただ、生きている事を喜びたい。
そんなライブだった。

どうでもいいニュース:
午前中髪を切りに行ってたんだが、ワンオクファンの美容師さんに
「ワンオクには雨男いるんですか?」と聞いてみたら
「雨男は居ないなぁ、みんなお祭り男だけど」とのこと。
THE BACK HORN、お祭り男タイプはいないなぁ。
オムライス男、城見吉之助はいるけど。

*1:UNICORNは川西カメラがあるんだろう?