社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

ザ・万字固め

ザ・万字固め(万城目学/文春文庫)読んだ。
小説同様、ふうわりとして突拍子も無くてほんわかしてほろりとする
エッセイである。
(「鹿男〜」まだ読んでないな。夏の文庫フェア待たずに買わねば。)
瓢箪はチチ・オトンがオトンのおじに教わって2年ほど育ててたので
懐かしい。
塗装や絵は無しで乾かしたまんまのだけど一番ちっちゃいの貰って
オトンおじに飾り結び教わって1つ仕上げたなぁ。
天然のものではないので種が出せないくらい変な形のが出来て
どてっ腹に穴開けて中身取り出したやつもあった。
それは紐つけてから開いた穴に小生の作った造花飾ったような。
塗装の凝ったやつはオトンおじの作品を頂いて飾ってた。
オトンおじも愛瓢会入ってはったんかしらん。
奈良にも行きたくなった。

ちょっと雰囲気が違うのが真ん中辺りの「やけどのあと」と題された
東電株主総会レポート。
内容が内容だし、「文藝春秋」掲載だから他のエッセイみたいな訳には
いかないが。
当時ニュースで見て「ひっでえなあ」と思ったような記憶がある。
(東電関連は「ひっでえなあ」だらけだったような気はする。)
誰にとっても虚しいだけだったんだろうか。

というのを挟んで再びふうわり突拍子も無くほんわかほろり。
まさかダークマターからああなるとは。
どこまでフィクションでどこまでノンフィクションなのか(大げさな)。
小説もエッセイも両方面白く読めるというのは良うございますな。