社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

ジョルジョ・モランディ−終わりなき変奏−、その他

本日は兵庫県立美術館へ。
美術館付近にどえりゃーもんが。


観る角度によってはハートマーク、花などにも見える。

ジョルジョ・モランディーはイタリアの画家。
沢山の静物画が展示されていた。
何度も何度も同じものを描いておられるのだろうか。
類似した構図でも、全然違うように見える。
スケッチと油彩とで違う、という説明書きがあったのだが
描く日・時間が違うと光も違うだろうし、描く人の心も違うのだろう。
色合いが丸くて綺麗。音楽が聴こえてくるよう。
花を描くのは特別だったようである。
壁に書かれたご本人のコメントの抜粋がte'の歌詞のようだった。

それと「奇才の版画家 谷中安規展」も観てきた。
ユーモラスだけど、ちょっと怖い感じ。
ずーっと観ていたかった。
同じ版でも、ご本人が刷るのと機械刷り(?)とで随分違う。
他の方の版画作品もあった。

で、観てる時に係員の方に声を掛けられる事が多かった。
「こちらにもありますよ」って。
反対側からも回れるのだと思ってたら壁だった時は助かったけど
谷中氏の展示ではないし版画ではない所は自分の意思で
あんまり観なかったのだけど、「いいんですか?」と。
全部の展示を観るべきだろうし、観て欲しかったのかもしれないが
そういう指示って初めてだったので・・・ううむ。
「あすこにも展示があるなんて知らなかったムキーッ」てな
苦情でもあったんですかねぇ。
観方を強制されてるようで、ちょっとモヤモヤ。

ここから少し足を伸ばして北上。

岩屋の駅も派手だったねぇ。まじまじ見た事なかったわ。
目当ては古本屋ワールドエンズ・ガーデン。
(世界の終わりじゃなくて、世界の端っこなのだそうだよ。)
久しぶりだ、目当てのお店に一発で入れたの。
臨時休業だのまだ開いてないだのが続いてたので。
よしもとよしともがいっぱいあった。(いきなりそれかい)
「レッツゴー武芸帖」は時代物のとこ。
という感じで棚ごとに「時代物」「音楽」「料理」「猫」「SF」
みたいなテーマがほんわりとあるようだ。
「いかにもテーマ分けしてます!」って感じではなくて
ラインナップ見ていくと「あーここは猫コーナーか」って感じ。
ほっこりっぽいのもあるかと思えばアングラっぽいのも。
テーマとして通じるものがあれば、単行本も雑誌も文庫も漫画も
同じところに置かれている。
今時のオサレ本屋的なようで、昔ながらの古本屋のようでもある。
懐かしい感じ。
それがまたええねん。
猫といえばお店の真ん中で猫が寝てはった。
本物みたいーと思ったら本物だった。
また行きたいねぇ。