ジャイロスコープ
他の人と比べて小生は好きなもん多すぎるし趣味も色々と手を出しすぎて
中途半端になっていて、正直自己嫌悪感じる事も少なくなかった。
一筋さんがすごく美しくてさ。
でもこれはこれで一ヶ所に負荷が掛かった時に負荷を分散させたり
何処かに抜いたりするという利点もあるのかもしれない、
と思う今日この頃。
でも短歌は負荷掛かり過ぎなんで無期限活動休止。
なんかいろいろ読んでます。
・ジャイロスコープ(伊坂幸太郎/新潮文庫)
話がぐるぐる展開していって、最後おおっ!てなオチに。
面白かった。
「一人では無理がある」「彗星さんたち」だけで
その他の収録短編を凌駕する。
というと大仰だけど、読んでてほっとしたのと
この本買って良かったと思えたのがこの2編だった。
・オークブリッジ邸の笑わない貴婦人−新人メイドと秘密の写真−
(太田紫織/新潮文庫NEX)
プレゼント応募用。女装用にドレス欲しかったんよね(おい)。
またどうせ個性的というかけったいな天才とその助手みたいな主人公
(しかもその主人公が「こんなに好意的に扱われてるのも珍しい」
とか言われちゃうんでしょ?)
的な話だろうと思ってたけど、そうでもない。
それだけでポイントアップな感じがする。
コバルト文庫の「勝気でピュアな女の子」の物語が好きな人は
こういうの好きだろうなー。
あんまりミステリではなくて19世紀末の暮らしを現代してる人達の話。
当時の暮らしについて細かく書かれているのが面白かった。
メイドさんの服も掃除方法も料理方法も出来得る限り
当時のやり方でやっている。
だんだん”当時のもの”縛りが緩められてくるんだったら
パンツくらい認めてもいいだろ、とは思う。
好評だったら続編でますって感じかねぇ。
・伯方の塩の冊子
オトンオカンの旅行土産の伯方の塩セットについていた。
オーストラリアの海水から出来てるって意外!と思ったのだが
昔は一部の製法以外は日本の海水から作れなかったそうで
今でもオーストラリアの塩を輸入して日本でかん水に戻して
自然塩の製法では!か!た!の!塩!にするのだそうだ。
(CO2の排出を減らすというメリットもあるとか。)
こだわりの塩なんだなー。
貰ったお塩でおにぎり作りたいけど、いつになるやら。