今週のお題「思い出の先生」
台風や大雨になると思い出す。
(という表現も語弊があるかと思うが・・・)
自分には存在しない筈の高校時代、それを辛うじて存在した事に
してくれるのは音楽の先生、そして担任だったうすやん。
ひょろっと痩せたおっさんだけど、実は国体選手だったとか。
何のスポーツだったんだろう?全くスポーツマンぽくなかった。
初っ端の自己紹介で夏はランニングで授業して云々って
仰ってたような気がする。
他所から異動してきた先生だから尚更、謎のおっさんであった。
で、何故台風や大雨で思い出すかというと。
お天気崩れると体調を崩しはる先生なのであった。
理由は知らされていないし、噂レベルでも聞いてはいない。
低気圧で古傷が痛むとかそんなような感じじゃないかなぁ。
ただ大雨が降ると向谷実氏をふっくらさせたようなビジュアルで
「皆さんは日本語検定1級の実力を持ってますから」が口癖の副担任が
うすやんがお休みなので自習である事を告げに来る事が多かった。
強風の日には友達と「見上げたらうすやん飛んでるかもなー」
「ねー」みたいな会話をしていた。
それでも晴れた日にはしっかり授業をしてくださってた。
ぼそぼそだけど分かり易い声で、面白く覚え易いような授業。
古文の”敬語の向き”についての話は、今でも敬語が怪しくなった時に
思い出している。
ドイヒーな雑談もありつつ。
目上の人に手酌酒させたらあかん事を覚えたのはうすやんのお陰だ。
人間として面白い、魅力のある先生だったので嫌いな人はなかったと思う。
授業では古文しかお世話にならなかったけど、個別に現代文の方も
相談に乗って頂いていた。
文系の癖にある日の現代文の模試で「今までどうやって解いてたっけ?」
と気づいた瞬間に全く解けなくなって、酷い時は50点/200点満点とか
取ってた。
流石にヤバかったのでお勧めの問題集教えて頂いてアドバイスも頂いていた。
そんなこんなでうすやん大好きで年賀状の遣り取りだけでもずっと続けようと
思ってたのに、年賀状の返信に住所がなくて当方も住所控えてなくて
(前年の年賀状見て住所書いてたのだ)
ある年から出せなくなってしまった。
うすやん元気かなー。元気で生きてはったらいいなぁ。
会いたいなぁ。
音楽の先生の方は地元新聞でお元気でいらっしゃるのを知っている。
こちらの先生の話は機会があれば後日。