社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

伊藤計劃記録I・II

伊藤計劃記録I・II」(伊藤計劃ハヤカワ文庫JA)読んだ。
一度ブログでは拝読している。
その時は時系列遡る形で気づいたら全部読みきってた、という感じ。
今回は頭から。
やっぱこの人の文章好きだー。
これ以上新しい文章が読めないのが悔しい。口惜しい。
違う形でも伊藤計劃を継承する人はいないんだろうなぁ。うむむ。
ほんっとに映画が好きなんだなぁ、と。
全然興味ないのにMGSに興味持ったし、映画観てみたくなった。
これやねん。
対象についてどう考えているか、どう好きかが書かれているだけなのに
すごく心が揺さぶられる。
これがないんや、最近の音楽媒体には!
って関係ないけど。
様式美も大事だけど、いくら商業でも言葉並べ立てたりくさしたりで
「聴いてみよう」「観てみよう」なんて思えるか。
解説でも触れられているIIの映画評の話も成程と思った。
挙げられているようなパターンの批評をすれば、それなりの形になって
それなりに語れてるように体裁は整うのだろうけど
心にがつーんとこないのだろう。
時間の限りが見えている方には、”限り”の中で沢山の映画にも感想・批評に
触れたいだろうから、尚更苛苛するのかもしれない。
とりあえず「ボーン・トゥ・ファイト」「ガルーダ」が気になる。
ゴジラ FINAL WARS」も伊藤氏の夢バージョンで観たかった。

映画の話の間にある癌の話、死の影が読んでいて辛い。
オーディオコメンタリの話とか。

伊藤氏の日記といえばサマソニかなんかでTHE BACK HORN
ご覧になった時の話が収録されているのか気になる処なんですけど
バの字についての言及はあった!
キャシャーン」のサントラの話。
予告篇で曲が流れていたようで、山さんのボーカルが入るとB'zの数曲が
カブってくる・・・そう聴こえるのか。
メロディ、音ではなく歌声でそう印象が変わるというのが意外な感じがします。
B'zのどの曲だったのだろう。
因みにご覧になった時の話は収録されていなかった。
ブログの方でも見つけられず。
あれ?
遡って読んでた時に「うわ!」と思ったのだけど。

映画批評集も買っちゃおうか。

それにしても、なんでこの本に挟まってるしおりが光文社文庫なの。
どこの店で買ったんだっけな。
しおり挟んでくれるサービスするような店ではなかったと思う。

その他。
bounce
 内容とは直接関係ないが、タワレコのギター女子の広告や
 プレゼントのギターがわりとピンクで。
 一時期話題になった”ダサピンク問題”を思い出した。
 一方でアイドルはピンクより青・赤・白が多いように見えた。
 ターゲットの違いなのかしら。
・某ファッション雑誌新譜紹介コーナー
 tricot新譜紹介に”BOBO(MIYAVI)”とあって、間違ってないけど
 そこは”BOBO(54-71)”じゃないのか・・・とモヤモヤ。
 わかってんねんで、MIYAVIサポートでお馴染みのって話で
 でも書くスペース少ないからだろうと思う。
 あとくるり、フジ、TKもだからな!
 (と考えるとタム使いはるのも珍しくなくなってるのかなと脱線)
・音人の福島大逆襲
 何事もなくて良かったです。でも煙草は止めたほうがいいよ絶対。
 4時間同じ姿勢って、余程集中してはったんやなぁ。
 無意識に多少は動いてはると思うのだが。