社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

光の音色

観て来ました。
以下、ネタバレ気になる方は後日ご覧下さい。










この映画は
THE BACK HORNの物語 であり
おじいさんとおばあさんの物語 であるが
そのどちらか片方だけの映画ではない、と思った。
ライブシーンに一部映像が重なっていたのは、おじいさんの歩み、
それは過去・現在・未来の。
何があったのかは音楽でも語られる。
ラストは何となく想像ついてたけど、びっくりした。
おじいさん、何とか砂浜まで辿りついて欲しかった・・・し
代わりに犬が海沿いまで行ってくれないだろうか、と思ったけれど
二人で歩いてゆけた、という事はハッピーエンドなのか、な。
指輪のシーンは泣けた。

とはいえ、THE BACK HORNファンではない方がご覧になって
楽しめたのかな?と気になった。
(家人、「コオロギのバイオリン」序盤でポップコーン食うてやがった)
おじいさん側を中心に追っていくと訳が分からないか
「なーんだ」で終わってしまうのではないか、と気になった。
「コバルトブルー」「シンフォニア」が冗長と思われてないと良いが。
個人的にはどちらか片方で良かったようにも思えたが
THE BACK HORNの魅力を伝えるには両方必要だったのかも。

あとTHE BACK HORNは生と死を歌うバンドだけれど
最近は生を歌う方にシフトしていってる気がするが
映画では久し振りに死を歌っていたなぁ、と。
それが新鮮だった。
それと手元が結構映るし、おじいさん部分の効果音を楽器の音で
出しているので、THE BACK HORNファンに限らず
楽器やってはる人は観た方がいいと思う。
映画館の音響の所為か、音丸めですね。

THE BACK HORNのライブをご覧になった事のない方の為に
補足しておくと
・パンフによると一部指導があったようですが、基本的にああいう
 ライブです。
 ギター、ベースは映画だからあんな風に動き回っているのではなく
 ライブではあれだけ動き回って弾いてます。
・「シンフォニア」でベースもストラップ外れてなければ暴れてますし
 ライブでは流石に外れっぱなしで演りませんが
 外れてたらストラップつけたげよ、なボーカルのメンタリティは
 普段通りかと。
・ボーカルはもっと激しい、最後汗びっしょりでマイク食いそうな
 勢いで歌ってましたが、ライブ前半で既に汗びっしょりで
 髪型ぺったりしちゃうくらい。
・ドラムがカメラ目線しません。主なMCします。
・ギターのフィードバック(キュイーンて感じの音)から始まる事は
 少ないような気がします。

そうなのよ、唯一残念だったのはあれだけネタになっていたのに
マツのカメラ目線が思ってより少なかった事!
そこそこ時間があった、でももっとがっつりカメラ目線キメてると
思ってたよ!
なんとなく画面ぼやんとしてたし。
でもかっこよかったっす(*´艸`)

個人的マニアックポイント。
・ギター2号機?
 1号機にしては綺麗かなぁ、と思った。
・フロアタム1個だったのは気のせいか。
 「暁のファンファーレ」ツアーから2個なのかな。