社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

はじまりとおわりのクロニクル(起) at twice cafe

9月はなぁーんにもライブ行ってないぜ!
だからって訳でもないが、友人のライブに行って来た。
以下、フライヤーより。

中野ツトム presents はじまりとおわりのクロニクル
09/27(金) you kamakari
10/18(金) 上坂拓海
11/15(金) 新世界のホシヲ(JUNIOR BREATH)
12/13(金) kukatachii(from 東京)

中野氏・・・つーくんとゲストのツーマン弾き語りライブ。
カフェで小ぢんまりとアットホームにやるライブって初めてかも
しれない。
ゆったりとした空気の中、ライブが始まる。

you kamakari氏はギター弾き語り。
高めの澄んだ声とギターのアルペジオが綺麗。
ラルクに憧れて音楽を始めて、色々経験して一旦は音楽を辞めるけれど
またステージに戻ってこられた、との事。
普段バンドで活動していて、今回スペシャルゲストとして弾き語りで
登場してはるんやと思っていた。
バンドだったらどんな感じなんだろうなー、と思って聴いていた。
ライブ自体に緩急あったら、もっとよかったかなぁ、とも。

一方、つーくんはエレピ+何某(なんだろう?ツマミあるやつだな)の
弾き語り。
鍵盤の人だったんだ。
基本即興なのだそうです。
すごく自由に歌ってはるなぁ、と思ったら、なるほど。
時間の都合で4曲ほど、THE BACK HORNの「ガーデン」を
カバーしてはるとこまでしか聴けなかったのが残念だが
1曲だけでも聴きたかった、当日少し話をした時にカバーやるよって
仰ってたのでそれが聴けただけでも万々歳ってとこだ。
歌うと独特な声してはってんな。
すごく真っ直ぐで、でも返しのついた釣り針みたいに一度心に掛かると
簡単には抜けない声。
この4本のライブの動員がで合計150人を下回った場合は
全てのライブ活動をやめる、との事だったけれど、すごく勿体無い。
自分の歌でも他人の歌でも、休み休みでもどんな場所でも、
どんな肩書きでも、歌い続けていかなきゃいけない声だと思った。
MCで「ミュージシャンとして」「プロデューサー」云々とあったけど
ただの音楽好きな人、として生業とは別で歌っていっちゃ
だめなんだろうか。
正直、「動員が○人に達しなかったら△△」みたいな企画は大ッ嫌いだし
逆に「そんなん行くかあ!」と思ってしまうのだが
つーくんに音楽辞めて欲しくなくて、歌うの止めて欲しくなくて
行って来たようなものである。
色々事情はあるのだろうけど、勿体無いなぁ、と。

帰りに色々考えてしまった。
他の仕事しながら、ふらりとカフェや小さい会場で弾き語りライブ、
というのが出来るとよいのに。
それは仕事の仕方・環境もだし、音楽の仕方・環境も。
ネットに動画・音源アップして不特定多数の人に聴いて貰うのも
一つの方法だけど、そんな感じで自由に演奏活動出来ないだろうか。
音楽一筋に頑張るぞ!という人より他に仕事してるけど
音楽好きだからやってるんですーって人の方が自由なような気がする。
野良ミュージシャン的な。
普段事務の人だけど飲みに連れてってもらったお店でライブやってて
そこの人と話してたら自分も1曲ギター弾き語りしていいよって
言われちゃったミャハ☆てな人も居る一方で
音楽メインでやってきた人が色々悩まないといけないっていうのも
へんな話かなーっと。
あと何だかんだで音楽活動出来てる、バンドが続けていけてるってのは
それだけで素晴らしい、奇跡なんだよなぁ。
そんなような事を。

何はともあれ、難しいこと抜きにしても弾き語りやってる人、
興味ある人は勉強になるライブ企画なんではないか、と。