社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

ハイペース

仕事の手が空きすぎて正直ヒマ・・・な時
京極先生が仕事が暇な時に小説をお書きになったのだと思いだし
(事実誤認していたら申し訳ありません。。。)
小生もマネしてみよう、と思ったが未だ実現せず。
魔法少女が居るなら魔法少年が居たっていいじゃないか、
とか考えるのだけど。
くそな小説でも、書き上げる事が出来た時点で素晴らしいんじゃ
ないだろーか。
「書き上げてまずOK」な本は読まないけど。

眼科の受付の方の言葉に発奮した訳じゃないけど
ハイペースで読書する今日この頃。
お昼休みに読書すると早いわー。
・空へ向かう花(小路幸也講談社文庫)
 女の子を殺した(というか亡くなる原因を作ってしまった)少年と
 亡くなった女の子の親友の少女と大人達の物語。
 小路さんなので鬱エンドはないな、と安心して読める。
 ラストこうなるんだろうな、というアタリは付くのでそこまでの経緯を楽しむ
 ・・・がそこがそう繋がりますか。
 メフィスト賞受賞者というのが意外に思っていたが、なるほどなるほど。
・Another(上・下)(綾辻行人/角川文庫)
 久しぶりに・・・でもないか。「最後の記憶」があったな。
 ある中学校の”呪われた”三年三組に転校してきた少年と謎の少女。
 一人増えた”もう一人”の死人は誰なのか?
 増えた場合は”ある年”として誰か一人を”いないもの”として扱うが
 主人公は其の事を知らずに”いないもの”の少女に興味を持つ。
 そして惨劇が・・・という話。
 最後ちょっと切ない。
 しかしどんだけ死ぬねん。
 誰が”増えた”のか、また過去に回避した年があり、一体どんな方法で
 回避したのか?という謎解きミステリでもある。
 叙述ミステリが好きな人は読んだらいいと思う。
 これ、今アニメになってるんだっけ。どう表現するんだろ。
 絵はマンガ版が一番好きだー。
 読んでいて思ったのは、クラスの一人を”いないもの”として扱うという行為、
 クラスを団結させ、いじめを起こさない方法でもあるような。恐ろしい。
 最初から”はみ子”作っちゃうんだもん。
 まー団結しないと対処出来ないし、出来なきゃどんどんクラスメイトや家族が
 死ぬんだもんな。いじめどころじゃねえよな。
・ボクには世界がこう見えていた―統合失調症闘病記(小林和彦/新潮文庫
 実際に”病んで”おられた人が、経緯や”その最中”に考えていた事が
 綴られている。
 よく覚えてはるなぁ。
 後から振り返って書いておられると思うのだが、病んでいく様が
 現在進行形で病んでいくようで、怖くなる位だった。
 最終章は追加で書かれている。
 こちらはそんなスリリングと言ってよいのか分からないが
 そういう感じはしない。
 精神科のレポやお医者さんの手記は沢山あるけれど、患者さんご自身が
 そうでない人に伝わるように書かれた手記はなかなか無いんやろな。
 しかしこのテの妄想は何故天皇や首相が出てくるのだろう?
 他の国の人でも大統領や国王が私に語りかけてくる・・・って
 なるんだろーか。

結局、「きょうの料理ビギナーズ」最新号買いました。
マーラーカオ作るぞー!ひゃっほい!