社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

DVD「kocorono」

大阪はレイトショーで普段のライブよりスタートが遅いため
映画館では観られなかった「kocorono」。
家でモーニングショーとして観た。
ちゃんと飲み物確保して部屋暗くして映画館っぽくしてな。
敢えて巻き戻して観る事もせず。今度ゆっくり観る。
映画館じゃないので画面ちっこいし音質良くないし騒音に邪魔されるけど
独りごちながら観られるので気が楽だ。

昨年の「NO ALBUM 無題」のツアーやリハーサル等等への密着、
だろうか。
兎に角ありのままのbloodthirsty butchers
途中、昔のライブ映像、射守矢さんの帰郷や吉村さんご子息の入学式、
桜や海や海で泳ぐ吉村さんの姿も映る。
雰囲気が映画「精神」に似ていると思った。
内容は全然違うのだけど、淡々と、ドラマティックに演出したり
ドキュメンタリなのにストーリー性があったりしない。
そういう所が似ていると思った。
途中、十三ファンダンゴの時の映像もあったよー。
観た観た!
吉村さんが怒っておられたりイライラされていたりする姿や
そんな吉村さんをどう受け止めておられるのか。
現在の密着の合間に、昔のブッチャーズの映像が入る。
すごいかっこいい・・・。
何で知らんかったんや、俺。
中込智子さんが知った経緯などを話される。
喋り方が可愛らしいのにびつくり。
田渕さんぽいハスキーボイスなのかと思っていた。
そこから、その田渕さん加入の話へ。
BEYONDS谷口さんの「こういう理由なんじゃないかな?」という話に
成る程と思った。
そんな感じで色んな方のインタビューも挟まれる。
海外でのライブやオープニングアクト務められた時の映像の後で
ヒダカのインタビュー。
スーツにお面。
インタビュー当時はビークルだったからか?
友康さんは風呂ロックの映像もありで。嬉しい。
ギタリスト吉村秀樹に関するコメントでした。
吉村さんは後からギターを始めた友康さんが上手くなるのが
悔しかったようである。
そのお二人は居酒屋でインタビューされていて、後ろの壁には
「健康飲料 黒酢ハイ」とある。
ウーロンハイもいいけど黒酢ハイの方がよいのかも、吉村さん。。。
映画中でもダウンされていたし、今も入院中でいらっしゃるので心配です。
あと印象に残っているのが射守矢さんだっけな、
「ミュージシャンでもバンドマンでもなく音楽やる人でありたい」
というような話をされていた。
(ありたい、じゃなくて自分はそうである、という話だったかも。。。)
ロックを演るのではなく、只管に自分達のやりたい音楽を演る
その生き様、佇まいがロックなのだ。
・・・とはいえお金の話と無縁ではいられないのが悲しいが。
話には聞いていたけれど、なんだかやるせない。
今は若くしてデビューするバンドが多いし、
(リリース曲数が少ないまま大舞台で演る機会を得たバンドとか)
インディーズでも早々に媒体に取り上げられるバンドも多いけれど
大丈夫なんかいな?と思う。
そういう人らが「kocorono」観たらどう思うんだろうね。
バンドマンが沢山観に行ったとか、観た後で会議したとか聞くが。