社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

笑う警官

持病の発作にあ〜あ〜あ〜、と「カウボーイとインディアン」*1歌ってる
場合でもないので外出。
さる映画館のチケットあるし、某関西ウォーカーによると「パイレーツ・ロック」を
まだ観られるぽいので行ったら既に上映していなかった。とほほ。
ホラーばっかの中、唯一面白そうだった「笑う警官」観る事にした。
ついうっかりネタバレしてたら困るので観て無い、読んで無い人は
打ち切って下さい。


北海道警裏金問題をベースに話は進む。
100条委員会に現役警察官が証人として呼ばれた、そんな中起こった
「ミス道警」殺人事件。
管轄が捜査に取り掛かるも捜査一課と上層部が登場。
現役警察官が薬物etc.の疑いも併せて容疑者として挙げられ
早々に射殺命令が出た。
しかし主人公の元には「俺はやってない」という本人からの電話が。
無実の警察官を守る為、或いは掻っ攫われたヤマの真実を追う為、
はたまた正義の為、管轄署の刑事達が立ち上がる。
期限は翌朝、100条委員会が開会されるまで。
しかし彼らの捜査の裏側でどうも上層部に情報がもれている・・・?
というような映画。
100条委員会は詳しくはググってくださいまし、ですが
裏金問題について明らかにされちゃうので上層部が黙っちゃ居ない、
という感じだろうか。


何だろう、正義とは何ぞや?というか100%の正義は無い、
という映画だろうか。
組織に所属しながら、家族等守る存在がある中で
現実と綺麗事ではない正義をどう折り合いつけていくのか?
一方、主人公と無実の警察官の友情以上の関係の中
(といっても怪しいものではありませんよ^^;)
貫かれる思い。
これらが交錯する中、話は進んでいく。
この映画観てよかったな、面白かったな、と思った。
大島ミチルの音楽もすごく渋かった。
個人的には大森南朋を「おおもりなお」と読めるようになってよかった。


ただ、途中に織り込まれるジャズ演奏は無くてもよかったよ・・・。
サックス吹いてないのん丸分かりやし。
あと、もし軽音関係者がここ見てたら教えて欲しいんやけど
6人でもビッグバンドなの?
5人だとクインテット、だっけ。
「ビッグバンド」と表するシーンがあるんだけど「10人は欲しいよなぁ」と
思ってしまったよ。

*1:平沢御大