社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

持ちつ持たれつ

いな友さんに起こった出来事を拝見して、思い出した事。
大学時代、短期派遣でサ○ィのレジをやっていた。
一応バイトだったと思うのだけど・・・。
期間終了まで1日を残してクビになった。態度が悪い、と。
致命傷は、入力間違いをサービスカウンターでやって貰え、と言われ
お客さんに「サービスカウンターまでお願いします」と言った事らしい。
現場のベテランさんに間違いの修正方法を教えて下さい、と頼んだら
「サービスカウンターでやって貰ったらいいから」の一言で済まされた、
のだとしても。
レシート持って走れ、という指示は無かったと言ってもダメなもんはダメで。
それは私だけではなかったので、バカいなの勘違いではなかったようだ。
お客さんからしたら、社員だろうが派遣だろうがバイトだろうがパートだろうが
関係なく、みな”レジの人”だから、感じ悪かったらクレームもつけるわな。
派遣というものにその時の印象しか持っていなかったので
今「派遣さんは〜」という扱いを受けるのが非常におこがましい。


てな事を考えていたら手にお茶注いでしまった。熱かった。。。


そういや前職では、小生があまりに頼りないので「他の人に代われ」と言われ
上司に代わって貰った事がある。多分お客さん愚痴ってはったと思う。
後で上司に「あんた担当やん」と苦笑された。
その後ですか?
正式に「担当は稲沢になりました」と言うお達しは無かったと思うが
普通に「助けて〜」と問い合わせ頂けるようになった。
(ほんとに電話で開口一番「助けて〜」だった気が。お茶目さんだな。)
年単位でちょっとずつ、頼りなかった頃のあれやこれやを取り返せた、かな。


そうそう、前職では非常にややこしい立場だったような気が。
自分の業務上の後輩は中途年上さん、システム業界の長いおとっつぁん、
そして上司。
自分の下に後輩らしい後輩は来なかったっす。。。
新卒でやって来た後輩は、他の業務のスペシャリストとなっていった。
良くも悪くも先輩・後輩という概念が無かった。
逆に言うと、年や立場に関係なく対等だったと言うか。
おとっつぁんは社員ではなかったけれど、お客さんからしたら社員と同じ。
中途年上さんが頼りなかろうが何だろうが、担当として頑張って頂いた。
偉そうな奴は使えんかったし。そりゃワシや。
ワシ以外でも、確かに小生より先輩で業務も長いが肝心な時に休んだり
「午後から出勤しようかと思ったけど、出勤中に分からん事聞きたい時に
困るやろうから休む。よろしく頼むわー」と電話したりする人が居たけれど
小生が色々経験積んだら、正直どうでもよくなったよ。
という言い尽くした愚痴はさておき、後輩だからどうのこうの・・・というのは
あんまり無かったと思う。
分からなかったら、分かる人がフォローする。
手が足りなかったら、手が空いてる人がフォローする。
たまたま分からなかったのが後輩で、手が足りなかったのが先輩だったり
するだけで。
私も随分助けて頂きました・・・不在の時は代わりに対応したけど。


長々だらだら書いて何が言いたかったかというと、
社内の立場なんざぁお客さんには大きな事ではなくて、
求めている事をして貰えるかどうかの方が大事だということ。
何かトラブルがあったら、誰かが誰かを手伝うのは普通なこと。
(それは後輩でも社員でなくても同じ。)
普段ちゃんと仕事してたら、そういうの迷惑でも何でもないこと。
迷惑掛けたと思うなら、「ごめんなさい」と共に、手伝ってくれた人が
次にトラブった時に手伝う方が余程嬉しいということ。


あ、もう1つ思い出した。
システムトラブルで烈火の如くお怒りのお客さんを沈静化したのは
お客さんの上司の一言「いつもお世話になってるやん」。
仕事って、独りでやってる訳でも一つの職場だけでやってる訳でもないのだな。