社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

死にたい時に聴く音楽

THE BACK HORNの公式HPのBBSで「死にたい時にどの歌を
聴きたいですか?」という書き込みがありました。
どの歌だろう、うーん・・・と考え込んだ。
稲沢自身も、最近ちょっと「落ちて」るから。


振り返ればかーなり昔から「死に損ないの生き損ない」だの
「死んだほーがまし」だの思ってました。
数年前の仕事でかーなり精神的ダメージ食らい続けて、
やっと「鬱」の名前を頂きました。
性格上、アトピーみたく「うーさん」とも一生付き合う事に
なるのだろう。


結局、それまでは死にたいと思いながら何も出来ませんでした。
ヘタレなのもあるけれど、自分が死んで悲しむ人がいる事に
気づいたから。
それと、残される人の辛さも知ってしまったから。
尤も軽ーくイジめられていた高1の頃は親以外に悲しむ人が
いないのが虚しくて思いとどまった訳ですが。
今、稲沢が「生きて」いるのは、自分にとって大事な人
――いつも会う人、たまに会う人、会ったこともない人の
お陰だと思っている。


ただ、今でも未来だの夢だの、ない。空っぽ。
先日も勤め先の偉いさんが「10周年に向けて、熱い思いや
夢を語れ」とお達しを出したのですが、書けるわけないやん。
10周年て北京五輪よか先だし、「居ません」はダメっしょ。


そういう稲沢が生き「続け」る為の要素が、音楽なのかな。
歌いたい歌を歌い、演りたい歌を演り、観たいライブの予定を
入れる事で、「もっと歌いたい(演りたい)」「先のライブが
楽しみだ」と、小さな目標としてずーっと並べている。
それを追いかけて、今を生きて、それを積み重ねて、
気がついたら何年も何年も暮らしているんだよな。


書き込みされた方が、他の方の話(厭〜なのは無視)から
どの歌を選んだのかは、わかりません。
でもその歌で「もうちょっとだけでも生きてみよう」と
思ってくれたら、嬉しい。
その積み重ねでも、何とかやっていけるのだから。