社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

バンド臨終図巻

WHITE ASHの解散にびつくり。
やりきった、或いは家族の為に生きる・・・みたいな前向きな理由かと
思ったのだが、そうではないらしい。
理由が明らかにならないのも気持ちの持って行き所がないよなぁ、
と思ったが、(その一部が)明らかになっても・・・うーむ。
※今は削除されている模様
ツイッター検索してたらStory of Hopeというバンドも解散との事だが
こちらも何とも言えない解散だ・・・。
拗れたままにならず、活動自体を続けていく事の難しさ。

このタイミングで何なんだが「バンド臨終図巻」(文春文庫)を読んだ。
バンド・グループの終焉とその理由について文献から拾いつつ
淡々と書くという感じなので、わりとゲスゲスしてはいるものの
大仰だったり著者の個人的見解が混じってたりしないのが良かった。
ブランキー解散書いてるのが円堂さんだったらゲスいわーと思ったが
流石にそれはなかった。
わりと淡々と終わっていくバンド・グループもあるのだな。
80〜90年代辺りの方が生々しい。
解散したものの今また復活して活動してはるやん、も沢山ある。
EL&Pの表記について「EL&P」だったり「ELP」だったり表記が揺れてるのは
複数の著者が書いてるからかな?
と思ったら同じ人でも揺れてる。

あと「事務所の方針と合わなくて解散」「〜合わなくて独立したが
結局やっていけなくなって解散」というのはあまり無いのだな、と。
バンドの良いとこを伸ばしていくのではなく
「こういう方針で」という所にバンド押し込んでいくようなケースも
結構あるんだと思ってた。

この本で再結成したの知ったバンド・グループもあった。
解散とは関係ないところだが知らなかった事も沢山あった。。
あおい輝彦の娘さんがタイの音楽チャートナンバーワンになった
チェッカーズがパチになってた
一世風靡セピアは個人活動を重視していた(他に本職があった)
ツイッター乗っ取られて18分だけ解散した事にされていたバンドがある
とか、ご存知でした?
あたしゃ知らなんだ。

ところでこれ、単行本の時はCOCKROACHについても触れられてませんでした?
色んなバンドを「その他」みたいな感じで一まとめに紹介してたような。
どーせメジャー所しかないんだろ?とチラ見して驚いた記憶が。
SMAP、μ'sを追加する代わりに削っちゃったんだろうか。