社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

アンビエント・ドライヴァー

こないだ「コンビニに枝豆売ってるんか!」とツッコミ入れたら
近所のローソンで売ってたよ・・・。
おそうざいのとこに並んでた。

アンビエント・ドライヴァー」(細野晴臣ちくま文庫)読んだ。
読んだ、というか感想書きあぐねてるうちに2巡目である。
1995年頃の細野さんと2000年前半頃の細野さん。
アンビエントと日本のポップスを結びつける為のドライヴァー。
そういえばアンビエントがどうとか仰ってたなぁ。
そのまま難解な、怪しげな方に向かわれるのだろうか?と思ってたので
TIN PANでベーシストとしてステージに立たれる細野さんを観られるとは
思ってなかった。
この本の先、2010年の細野さんがこんな風に話をされるのだとしたら
どんな話になるのだろう?
今でも時々季節を感じる為に自然の多い所に行かれているのだろうか。
海岸で波に足を浸しておられるのだろうか。
そういう事が出来る場所も無くなってしまったのかもしれない・・・。

「真実は一巡して初めてわかる」という話が面白かった。
ベテランさんでもそうなんだな。
ぐるっと回ってきて、でも同じ所ではなくてまた違う所。

あとヒットチャートが力を失った話が興味深かった。
ヒットチャート上の音楽を聴く事で「いま」とシンクロしていたが
離れる事で「いま」という時間軸に縛られなくなってきた、という話。
ここで語られているのは細野さんの経験だけど
今はみんなそうなっているのかもしれない。
「いま」ではない音楽を自由に聴ける時代だ。
無ければ作る事だって出来る。
もしかしたらそれも「一巡して初めてわか」った「真実」なのかも。