社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

やさしいって、こわい?

脚絆の紐を結べない、という最後のじじ不孝やってる頃、
恩師からお送り下さった本が届いていた。
昔の文庫にかけてあるような、薄い白い紙(何て言うんだろ?)で
包んであって、嬉しくて無理やりカバーにしてしまいました。
流石は筑摩書房。ステキ♪


ほんとはこわい「やさしさ社会」 (ちくまプリマー新書)

ほんとはこわい「やさしさ社会」 (ちくまプリマー新書)


クラフト・エヴィング商會のデザインがお洒落ですな。
哲学というと難しい、社会学というと何やってんだか解らん、
というイメージがあるんでないかと思いますが
理論社会学になってくると哲学と近くなってくるやね。
この本はというと、そういうとこらへんから現代社会について
深く切り込んだお話であります。たぶん。
まだざっくりとしか読んでません。


やっぱり読んでレポート書かなあかんやろか。
でも今頃って後期試験シーズンだよなぁ。
恩師は年がら年中、小レポートを課す方だからご負担であろう。
私の取った授業は、通年で提出は2回だったけど。
恐らく、恩師にとって講師として出会った初の不真面目な学生だったに
違いない。
他の受講者が何かようわからん哲学みたいなん卒論のテーマにしてるとか
他の学部から出張して受けてはるような人生のベテランさんとか
良い成績でなければ単位いらない、とかそんなんだったし。
(単位貰えるなら成績はどうでもよかった。何なら教授にクッキー焼くで。)
所謂”楽勝科目”ではなかったのは確かだけれど
中身は面白いので機会のある学生さんは授業とるよろし。


余談ですがサリーさんとこでコメントした竹田氏の本は
4回生の最後、恩師が担当する演習の抽選に漏れてモグリで遊びに行ったら
「次回、お手本としてこの本のここ説明してね」と言われた時の本。
(何でモグリやのに初っ端から発表あるねん。んもー)
主観とか客観とか、りんごの話。
姑獲鳥の夏」の冒頭でもちょっと触れられた話ね。


しまった、あんまり関係ない思い出話に花を咲かせちまったい。