社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

貴族探偵対女探偵

ゆるいか、よからじ、夜更けとまだ聴けてなかったので
塗り絵しながら聴く。
塗り塗りしながら聴くと言葉が耳に入りやすいのは気のせいだろうか。
結局、立花さんの裏はあけないまま、さよならする事になりそう。

貴族探偵対女探偵」(麻耶雄嵩集英社文庫)読んだ。
これはいいすっとこどっこい*1
”謎解けたらなんでもよかろう”対”探偵はこうあるべき”なのね、
貴族探偵”対”女探偵”というのは。
”こうあるべき”が叩き潰されるのは痛快ですな。
ただ事件があって謎があって、ただ解かれる。それでええんや。
女探偵の推理を挟む分、よりひっくり返されるというか。
面白かったらなんでもええんや。
とはいえ貴族、優しいんだよなぁ。
謎解きは執事達に任せつつも実はフォローしてはるという。
ドラマの「貴族探偵」についてのファンの方の考察が深すぎるので
貴族探偵対女探偵」も相当メタなオチがあるのかと思った。
最後はやっぱり御前が犯人とか。

*1:「謎解き・トリックの為なら何でもあり、人間どうなってもいい」の酷さ(褒め言葉)と面白さを指して「すっとこどっこい」