相変わらず咳と痒みが辛い。
「鹿男あをによし」(万城目学/幻冬舎文庫)読んだ。
”鹿””あをによし”で奈良としか思い浮かばないが、勿論奈良の話。
主人公が神経衰弱な事を理解する話。違うか。
研究室から奈良の女子高に送られた主人公が鹿のお使いになって
”サンカク”を探し、国を救う話・・・と言ったらよいのか。
マドンナ先生がもしや?と思ったけど、そっちじゃなかったのか。
ぱたぱたとひっくり返って、あっちそっちこっち。
謎も鹿も沢山出てくる。
剣道の試合シーン、すごくリアルだった。剣道観たくなった。
児玉清さんの解説も良かった。
奈良行きたくなったなぁ。
その他。
・音楽と人
読みたいインタビューは沢山あったが、どうも感想がかきづらい。
俳優・声優をされてる方、というのはそうじゃないボーカリストとは
違う歌になるんだろうか。
自分をむき出しにするのではなく、「こういう自分」というのを
自由に使い分けられるんだろうか。
逆に「自分を出す」というのが難しいのだろうか。
「カンヌの休日」を聴いた時にも思ったのだけど
花澤香菜さんのインタビュー読んで、また思った。
・はじめてのインド哲学(立川武蔵/講談社現代新書)
15歳の夏休み以来の再読。
確か本屋で見かけて興味持ったのと、夏休みの宿題で「世界史に関する本を
読んで感想文を書け」というのが出て他に読みたい本が無くて
無理矢理書いたんだった。
訳わかんなかった。
今読んでもわかんない。
ブラフマンはアートマンの対極にあり、ブラフマンはアートマンである、
んだっけ。
違うか。
世界とは何か、どう捉えるのか?とずっと考えてきたという事か。
「ブラフマ・スートラ」の冒頭、いわば「ブラフマン、始めます」な
感じらしいのがツボった。(そこか)
さらに四半世紀経って65歳で読んだら、分かるモノがあるのだろうか。