社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

温度差というか見えてるものが違うというか

少なくともはてな界隈では話題なこの記事。

Suchmosは誰のものなのか そのブランドとマーケティング - KAI-YOU BLOG

「若者/次世代の旗手」って言われるのは聴く層の事だと初めて知った。
こういう時って”演る側”の世代で言うんだと思ってた。
今の若い子はこういう音楽やってるんですよ、聴く人も多いんですよ
(聴く人の世代までは深く追求してないけど)、みたいな。
”懐古的”な方が若い子には却って新鮮なんじゃないかねぇ。

ただメディア的な盛り上がりとの乖離はあったのかも。
去年のフジフレンドパークの大阪のゲストがSuchmos
「やったーSuchmos観たかったんだー!」と喜んでいたのだが
周りの反応が薄かった。
その時点で既に雑誌・Web媒体の「次に来るのはこいつらだ!」的な
特集で名前見かけてたし、ラジオで「STAY TUNE」が沢山流れていたので
「おお!観に行くのか!どんなんやったか教えて!」ってな
反応があるかと思ったが
色々聴いて知ってはりそうなコピバンの皆さんの食いつきが無かった。
それこそ上の記事でおじさんだのナイスミドルだの言われる層だ。
TwitterのTLもその時は反応少なめ。
観た直後に色々感想呟いてたら、やっと反応があったぞ、みたいな。
媒体でうわーっと盛り上がる割に反応薄いわーって思ってた。
流石に今はサチモさんの話題多くなってる。
それでも「人気があるのは若者よりおじさん」と言う割に
”おじさん”のウケが良いようには思えない。

まーソースが小生の周りの人々なので偏ってるといえば偏ってる。
それでも「流行ってるぞー!」って言われるのと「確かに流行ってる」と
認識するのと、タイムラグが大きくなってきた気はする。
*1はもうちょっと差が少なかった気がする。
「確かに流行ってる、ワシは嫌いだが」だったのが
「流行ってるって言うけどほんと?周り見ても反応ないぞ」になったような。
見る人によって全然違う現実が存在してるみたいだ。
見るモノが違っていても何となく「四足だぞ」っていうのは分かってたのが
今は人によって「四足だぞ」「いや足は三本」「足なんて無い」「丸い」くらい
違ってる、みたいな。
メディアの皆さんはやりづらいだろうなぁ。
「これが来るぞ!」つってもなかなか来ないし
勝手にSNSで盛り上がってるし。
情報発信してもツッコミネタでしかない場合もあるし。

よく考えたら、上の記事の人の真似っこして考えたら
全然違う結果になっちゃってる。

*1:っていう言い方が既におじさんだよなー