斎藤有太LIVE solo×solo2017 at 梅田AKASO

実質的に今年初ライブにして昨年７月以来の完全オールスタンディング。
（スタンディングだけど椅子あるとこばっかりだったのだ。）
いきなり激しめのライブじゃなくてよかったけど
それでも膝バキバキであった。年か。
オールスタンディングじゃなくて大阪ブルーノートもといビルボード大阪や
椅子ありのチキンジョージでお酒片手に観たかったかも。
ネタバレというほどの内容は書かない（書けない）けど、
気になる方は念の為後日ご覧下さいませ。

ほぼ定刻スタート。
わりとゆるーっと始まる。
まずは斎藤さんのMCから。マイクかなんか絡まってた模様。
THE BACK HORNの「With You」の方である。
あの曲は敢えてああいうペダル無しデッドな感じの音だが
元々抑え目のピアノを弾かれる方のようである。
うまく表現出来ないけど、きゅっと抑えてような感じの。
何でも弾かはるけど、ジャズピアノ的なソロ弾かはる時の
粒の揃い方がすげえなぁ、と思って観てた。
凄い方に弾いていただいてたんだな・・・
その凄さ分からん自分が恥ずかしい。
低音部分がピアノっぽくない、「ベースの人いたっけ？」って感じ。
ああいうのかっこいいな。
最初は弾き語りで途中から２曲ずつくらいドラムの方、カルテット、
ゲストボーカル・・・という進行。
ピアノとドラムだけ、というのも面白い編成だなぁ。
ドラムはアコースティックセットではないっぽい。
（それで観たかったような。。。）
斎藤さんがこれまでの長いキャリアの中で一緒に演ってよかった、
一緒に演りたい方がゲストとして招かれているようである。
登場する度にエピソードを紹介されていた。
紹介しかけて止めたり。ゆるいなー。

スペシャルゲストの一人目が土岐麻子。
丁度ラジオで聴いてた新曲「PINK」をピアノ・ドラム・カルテットで。
エレクトロな曲だけど、わりとそのままこの編成になってるかのよう。
でも違和感無くて、逆に「元々こういうアレンジなのをエレクトロにした」
と言われても信じちゃうかも。
凄く声が綺麗。

で、１曲インスト挟んで山内登場。
斎藤さんの曲（「フォーセズ？」）と「Green Bird」を演奏。
「Green Bird」は録音と同じストリングスの方なんだっけ。
「ほねっち」って呼んではった。
その呼び方するのはチャンダイさんとBOBOさんくらい、らしい。
一緒にLINEのゲームやる仲だとか。
「Green Bird」は斎藤さんの中でベスト３。他にはPPAP。
ギター聴こえづらかったのとギターとピアノの掛け合いが観たかった
かもしんない。
でもいいボーカリストだよなぁ、山内。
ええ笑顔でギター弾いてはりました。
出番直前の曲と歌った斎藤さんの曲、「いい曲〜」としみじみ仰っていた。
ちょっとクランチ効いた声だったような。
歌う時と他のMCをしてる時の声はキラキラしてるんだけど。

山内残ったままで民生登場。
紹介中にステージ袖から山内に何かしてはったんかな、
めっちゃ笑ってはった。
斎藤さんがレコーディングに呼ばれた時、途中車の中で聴いてたのが
「愛のために」で
現場に行ったらさっき聴いてた人が！だったそうだ。
録音で良かったらカシオトーンかなんかの自動演奏鳴らしてて、
実はその演奏は斎藤さんの曲だったとか。
民生、そのカシオトーン（？）にサイン貰ってたそうだ。
今でも愛用してますって。
ボーカルマイクのとこにタブレットあるわ、と思ったら
民生のを山内が一緒に使ってたらしくて、その時のまま残ってたらしく
そのまま歌い始めたら歌詞が違ってたそうだ。
それを窘める時の
民「何て言うんだっけ・・・旅の恥は」
山「かき捨て！」
民「立つ鳥跡を濁さずって言うでしょ」
のテンポの良さが流石だなぁ、と思った。

最後は全員でボブ・ディランや民生の曲を。
この時は民生がダン・エレクトロのベース弾いてはった。
多分ダンエレ。友達が弾いてはるやつ。
４人の声は全然違うけど、どれも違ってどれも良い。
アンコールかな、と思ったら割とすぐに斎藤さんが登場されて
今日出来たての歌を弾き語りで歌っておられた。
日々の生活の折々に鍵盤弾いて、歌を作って、歌っておられるんだろうなぁ。
すごく正しい、理想的な音楽の在り方だと思う。

どうでもいいニュース：
斎藤さんのMCがゆるかったんだけど、駅からタクシー乗った時に
清水音泉の清水さんがタクシーの運ちゃんとの会話の中で
「オチは？」と仰ってて「大阪の人は・・・」となっていた。
よく他から来たミュージシャンがMCで関西人は話にオチを求める、
と仰るけど、普段は全然そんな事ないですよ〜。
その遣り取り観ながら「山内、MCのハードル上がったで」とは思った。
案の定、そこら辺触れられてたが。
まぁ、いいんじゃないかしら。ゆるくて。