評論って何なんだろう
巷で話題のプペル、展示あったんで観てきた。
線も色も細かくて、後ろから光を当ててるのもあって凄く綺麗。
ただ・・・ドラゲナイ感は否めない。
何がどうドラゲナイかは説明出来ない、見たら「あぁドラゲナイ」と
思うであろう。
個人的には展示なりHPなりで見たらもうええかな。
無料公開してから本も売れた!というのは炎上の所為もあるのでは。
あと年表みたいなのがあったんだけど、その文章がアレで
「本人はこれを面白いと思うのだな、しかし(以下自主規制)」。
まー心の汚いダメ人間だからそう思うのであって、
心清き人は十分楽しんで感動して本を買うのかもしれない。
音楽に絡む本を読んだ。
・音楽機械論(吉本隆明、坂本龍一/ちくま学芸文庫)
音楽とは、という議題で延々と議論してはるんかと思ったが
吉本さんが教授のとこを訪れて音楽作品が生まれる所を見学したり
お互いに持ってきた曲を聴いて話をしたり
実際に音楽を作ったり・・・と幅広い。
フェアライトとか、時代ですなぁ。
1985年の時点で既に音楽評論について「音楽理論の観点からの評論が無い」
という話をされていたのか。
最近、くるりの岸田がそういうツイしてはったな。
案外素人の方がそういう見方してるかもしれないな。
好きなグループの曲の長調/短調で分析してこういうのが好き!って
話をされていた方があったそうだよ。
それ受けてフジはどうだ?とざっくりゆるく分けてみたら
志村はマイナー、山内はメジャーな曲が多い傾向があった。*1
もっと深く分析して聴いてる人も少なくないはず。
もうちょっと理論勉強してたら、そういう分析出来たのにと後悔。
デジタルキヨスクから検索して情報を得て、気になる音楽があれば
課金して家でダウンロード出来るように・・・という話があって
今のネットで検索して音源買うのを予測してはったんやなぁ、と
びつくり。
直接脳に繋いで全部メモリして編集、というのも
そのうち実現しそう。
・MUSIC(古川日出男/新潮文庫)
猫と人間の物語。
なんでMUSICなの?と思うけど、読んだら確かにMUSICだわって思う。
音楽が物語に作用するだけじゃなくて、作品に漂う空気が音楽のよう。