社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

「短歌の目」復活。
参加、どうしましょうね。

詩集も読む訳で。
・二十億光年の孤独(谷川俊太郎集英社文庫
 タイトルに釣られたな^^;
 音楽に由来しない詩集ってすごく久しぶりに読むような気がする。
 絵画のよう、というか美術展の白い壁を背に佇んでいるよう。
 「二十億光年の孤独」「五月の無智な街で」は音楽に乗っかっても
 成立しそうだ。
 「一本のこうもり傘」「机上即興」みたいに、ただそこに物が
 あるだけでもドラマティックなのだなぁ・・・。凄い。
 あと自筆ノートの一部の写真が掲載されているのだけど
 お若い頃とはいえ、この時代の方にしては字が可愛らしい。
 こういう手書きフォントがありそう、というくらいきちんとした
 綺麗な字である。
・汚れつちまつた悲しみに・・・・・・(中原中也集英社文庫
 凄く繊細でナイーブな人だと思ってた。それだけの人だと。
 全然違ってた。
 オルタナっぽい。
 ロックの。
 読んでる時ずーっと頭の中で吉村さん的なギター鳴ってましたわ。
 何でか知らんけど。
 繊細でまるいのに、言葉が心に刺さってくる。
 それにしても「鑑賞」を書いてるのが中原中也仰るところの
 ”詩人面をした馬鹿野郎ども”じゃないかね?
 だとしたら随分と皮肉なもんだ。