社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

とっぴんぱらりの風太郎

台風凄かった。
公園の通路歩いてて傘煽られると思ってなかった。
太腿びたびた。びたびたさん。(にんにく鍋ではない)
オトナは警報出てても出勤しなきゃいけないもんなー。
日中も雨風びたんびたん、スマホの通知ぷりぷり。
親戚の家の近所とかやばかったんじゃなかろうか。
と心配する小生も帰られへんかったらどうしようかと思った。

とっぴんぱらりの風太郎」(万城目学/文春文庫)読了。
ほのぼの、はらはらしつつも最後ええ話や・・・となるかと思ったが
全ー然。
かなりヘヴィな話である。
容赦なく裏切られていくし、死んでいく。
ほいっと釣られてみたら壮絶な目に・・・という感じではあるけれど。
時代が変わって戦い方が変わって忍びよりも侍!となっていくのだが
そもそも忍びというもの自体”使い捨て”みたいな扱いだったのかもな。
ただ日々生きていきたいだけなのに戦に巻き込まれて死んでいく。
それはひさご様達もそうなんだろう。
読んでる側は読んでる側で「こいつが裏切るんじゃないか」
「黒幕こいつちゃうか」と考えながら読む訳で。
それぞれの行動にも意味があって、色々考えさせられる。
でもみんな、上の都合で動かされて切られてっちゃうんだよね・・・。
切ないなぁ。

・・・で、「プリンセス・トヨトミ」に続いていくのかしら。