社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

アンテナ/くるり

色んな人の「そのアーティストを知った/好きになったきっかけ」を聞くのが好きだ。
そんな中でフジを知ったきっかけが1stが出た時にタワレコの紹介ポップに
くるり好き必聴」とあって興味を持った、という方があって、びっくりした。
びっくりしたんだけど、「アンテナ」聴いたら妙に納得した。
特に「花の水鉄砲」が、何となく通じるものがあるような気がした。
「黒い扉」も以前のフジのライブの”ギターソロ長い枠”みたい。

「日本”語”ロック」じゃなくて「日本”的”ロック」というものの1つの形なのかな、と。
歌の纏う空気が、そんな感じ。
気怠くて湿気高くて、枯れてて、無造作なようできっちりしてるでーって。

「アンテナ」聴いたのは「NOW & THEN vol.3」でバンドの皆さんが
盛り上がってはって「HOW TO GO」「グッドモーニング」演ろうって話に
なってたからである。
vol.2より話盛り上がってたんちがうかな。
皆さん好きなん、ナウゼンやるって盛り上がるんよう解るわ。
ワシも行きたかったなぁ。
5月は怒髪とフジ2つだったので諦めたのだけど。
次のバンド練習の時にライブどんなんやったか教えてもらお。
BSスカパー!でやってたやつは勿論録画済みである。
「ロックンロール」辺りまで観た。

vol.3の前に音楽ライターさんとか当時の音楽シーンやくるりの置かれた環境を
振り返りつつ「ライブはこうあって欲しい」と仰っていて
その話を読む事が出来たのはよかったけど、今後「アンテナ」聴く時にその話を
思い出して、その印象で聴いてしまいそうだ・・・。
当時のくるり(というか岸田)の思いが込められている一方
そんなん知らん人でも深く聴ける歌詞なんだよなぁ。
インタビューで思いを語りつつも、ある程度聴き手に委ねられていた部分が
がーっとそっちに寄ってしまったのが、ちょっとくやしい。
音楽レビュー・評論の難しいところではある。

どうでもいいニュース:
「グッドモーニング」は矢野様がカバーなさってもよいのに、と思ってたら
実際にカバーしてはったんやね。