希望の国のエクソダス
最近何でもアニメ化、実写化するじゃん。
「銀魂」も実写化するんでしょ。
いっそ「希望の国のエクソダス」「第七官界彷徨」も映像化しちゃえば?
・希望の国のエクソダス(村上龍/文春文庫)
「半島を出よ」は脱落したけど、これは読みきれた。
もっとバイオレンスだったり悲惨だったりするかと思った。
中学生達が完璧過ぎて、でもその一方で青さもある。
青さが災いして大人達を使っているようで使われてしまって
思わぬ方向に・・・というのを想像してた。
もしかしたら、小汚いバカな大人なもんで「そうなりゃいいのに
ケケケ」と思ってしまってたのかもなぁ。
現実が酷すぎて、あんまりえげつなくしたくなかったのかも?
エクソダス(脱出)はどこへ?と考えながら読んでいたが
なるほど、そう”脱出”するのだな。
この後、どうなるんでしょうね。
・第七官界彷徨(尾崎翠/河出文庫)
少女小説。
読む前は幻想小説、ファンタジーだと思っていた。
文章、ストーリーよりも”物語が纏う空気”を楽しむ小説だなぁ、と。
発表された頃の文学少女達が夢中になって読んでいたんだろうなぁ。
・呪いの時代(内田樹/新潮文庫)
「どうしたって言葉が届くはずのない人」、「とりあえず言葉を聴く気のない人」に向かってなお語り止めないこと。そのような無謀な営みを駆動しているのは、「僕にはどうしても言いたいことがある」という強い思いです。(P.221)
自分がうだうだと此れ書いてるのも、多分それでなんだろう。
その為の工夫が出来ているとは言いがたいが・・・。
強い思いをどう伝えたらよいのだろうか、と考えながら読んでいた。
原発供養についても成程な、と。
そうは言っても難しい事なのだけど、何にせよ。
「銀魂」は松山ケンイチ、藤原竜也、大泉洋、安田顕、ピエール瀧を
出したら何とかなると思う。
この中だったら近藤さんがヤスケン、エリザベスがピエール瀧か。
誰がやっても別物になるんだし。
本編が今の状態じゃなかったら、実写化すらネタにしてしまうかも、
それが見たかったなぁ。
あと主題歌がソニー縛りではありませんように。
怒髪かフラカンで(悲願)。