社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

萩を揺らす雨

ツイッターに流れてきた話について、あー釣られてしまってた、と
顛末のまとめをツイートしたら、まとめ人や当事者のリプが来て
うーんお気持ちは分からなくもないが、そっとしておいて欲しいと思った。
こっちは言い方悪いけど「虚無への供物」状態な訳で。
それはそれで怒られても仕方ないんだけど。

「萩を揺らす雨 紅雲町珈琲屋こよみ」(吉永南央/文春文庫)読んだ。
書かれたのは10年くらい前になるのだろうか。
今だったら”ほっこり(最近の方)*1”した心和む”日常の謎”になるのだろうけど
この物語は、決してそうはならない。
主人公的な誰かの持ち込んだ話からお草さんがピコーンと謎を解いたりしない。
お年を召しておられるけどあたしゃ元気だよッ!でもない。
何となく苦くて、すっきりさせずに余韻を残して話が終わる。
本来の”ほっこり”な感じ。
小蔵屋で試飲出来る珈琲もきっと、こんな風にほろ苦いんだろうなぁ。
もうちょっと甘くて胃が辛くない感じの方が読みやすいのだけど
貴重なのかもしれない。

背すじをピン!と」(3)(横田卓馬ジャンプコミックス)も
無事入手。
文化祭のとこ、読んでて泣きそうになった。堪えた。
一回本誌で読んでるのになぁ。
「尊敬してたんだな僕は!!」はなんとなく山内で脳内再生。

*1:はてなキーワードのよればこちらの”ほっこり”は標準語になってるようだ