社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

KING CRIMSON THE ELEMENTS OF KING CRIMSON TOUR in JAPAN 2015 at 大阪フェスティバルホール

行ってきただ。
最速先行でチケット取れたのだが、思ってたより端っこじゃなくて
上手側ドラムが正面から見えるような所だった。
ステージ付近、機材観る人がわんさかいらっしゃった。
(自分もちょっとだけ観に行った。)
写真撮影についての注意が厳重だが、それでも撮る人があるっていうね・・・。
海外だとライブ中の撮影が多いから尚更厳重なのだろうか。
場内アナウンスによると、会場内は撮影は一切不可だが
本編終了後にベースのトニー・レヴィンがカメラを取り出してから
アンコールまでの間に写真OKタイムがあるとの事。
(実際にはメンバーハケるまでの間。結構時間あったような)
カゲアナの時点で既に拍手が起こっていた。
※2015/12/16追記
 他の方の日記拝見して知ったのだが、ロバート・フリップ直々の
 アナウンスだったそうだ。

ネタバレもなにもセトリ殆ど分からないレベルでした。
そんなんで観に行って申し訳ありません。
でも念のため改行多めにとっとく。








ステージ上、背景(?)に青い幕が掛かっている。
前にドラム3台、全部メーカーは違うようだけどほぼ青い塗装で
バスドラに同じ一つ目さんが描かれている。
ロバート・フリップが上手側(わーい)、システムのようなラック類。
ジャッコ・ジャスクジクのギターが「クリムゾン・キングの宮殿」の
あの顔*1の塗装、脇に一つ目さん塗装となっている。
SEに被せるようにメル・コリンズが徐にフルートを吹き始め、
トニー・レヴィンアップライトベースを弓で弾き始めたかと思うと
ライブが始まった。
凄いというか何と言うか。
秩序の取れた混沌。
時間が止まっていたように感じた。
勿論止まってないし止まるもんじゃないし、そもそも音楽というものは
時間の流れの芸術なんだから、そういう表現も変な話なのだけど
あの空間だけ別次元、別の時間が流れていたかのような。
サックスの音であぁ、今ロック音楽を聴きに来てるんだな、と
思い出すというかそれもなんか違う表現というか。
ぶわあっという音の波がサックスの音でくっきりしてくるというか。
スティックの音は思ってたより柔らかい感じだった。
ギターは言わずもがな。
そんな音も出るのか!歪んでても耳に優しいけどえげつない。
トリプルドラムは面白いなぁ、と思った。
3人ユニゾンだったり、タム回しが分割されてて
ステージの端から端までタム回してるみたいな。へんな表現。
上手側が(すみません、誰がだれだか状態でした)一番ドラム率が高い、
下手側はパーカッションや謎シンバルも鳴らされていたし
真ん中はNordLead2が居て、これがメロトロンの代わりだったようだ。
詳しくはツアーパンフ見たら色々情報あるかも。
ほんと、何て言ったらいいのだろう。。。
ラスト、照明が段々赤くなって演奏もアツくなって終了。
ここまでが濃密な時間であり、一瞬のようでもあった。

アンコールは曲分かるぞ、「クリムゾン・キングの宮殿」と
「21世紀のスキツォイド・マン」だ。
「21世紀〜」はサックスと上手側ドラムのソロがたっぷりあった。
そのまま全員のソロ回しあるんかと思った。
※2015/12/16追記
 12日は本編で「Red」やってたって。ええなー。

なんかどえらいものを観たんだが、何と言っていいのかよく分からない。
たっぷり演奏観たぞ、の筈なんだが一瞬の出来事のようで。
夢でも観てるんだわー、いや今が夢なんだわー。
帰って来てパンフやら本やら見ながらこれ書こうとしてるんだが
全くもって何が何やら。
圧倒されまくりというか何と言うか。
にわかトーシロが言うのも何なんですけど*2、まーさか生でクリムゾンを
観られる日が来るとは思ってなかった。
高校生の、お稽古で演って興味持った自分に言うてやりたい、
「それ、後々生で観るぞ、すげえぞ」って。
(最近こういうの多いっすな、ワシ)

またこのキング・クリムゾンが観たい。
クリムゾンじゃなくても、こんな感じのトリプルドラム観たい。

*1:一部で可愛い!と話題の

*2:チケット取ってから必死こいてキング・クリムゾンの本読んでた