社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

今週のお題「読書の夏」

なーんとなく文章の書き方に兵庫慎司氏の影響を受けてる気がする。
多分気のせいだけど。
でもROCKIN' ON JAPANは長年読んでたし、仕方ないよなぁ。
「だ・である」と「です・ます」を勢いで敢えて混ぜるのは
そうなんだろう、きっと。

今週のお題が「読書の夏」という事で。
読書感想文の思い出という名の愚痴とか書いてしまいそう
(多分過去にそんなん書いてる)
なので、最近読んで面白かった本の話。

その本は「声に出して読みづらいロシア人」(松樟太郎/ミシマ社)。
「コーヒーと一冊」というシリーズの中の一冊。
詳細は→こちら
企画の意図が面白いし、ラインナップの3冊も面白そうなので。
買える本屋さんも限られてるようなのですが、それはそれで良し。
買いに行ったお店には「佐藤ジュンコのひとり飯」がなかったので
「ロシア人」にした。
本の装丁が可愛らしくて、全シリーズ揃えたくなる。
全シリーズ揃えて本棚に並べたのを見ながらゆるりとコーヒー飲みたい。
もしかして、それも狙いのうち?

実際のところ、コーヒータイムに読みきるにはちょっと長いかな。
「ロシア人」に関しては見開きで一人ずつの名前とエピソードが
紹介されているので、短距離通勤向けかもしれない。
電車乗ってるのが5分とかそういう人。
松さんにかかったら身も蓋も無さ過ぎる。
多分むっちゃエライ人やと思うで、そんな人でも「壮大なる出落ち」
「突っ込みどころの多いお名前」とバッサリ。
挙句ひっそり「ス」と「フ」入れ替えられてたり。
(それは後でフォロー入ります、全然気づかなかった)
どうでもいいけど巻末の「コーヒーとワタシ」というエッセイも
身も蓋も無さ過ぎる。
その一方でスタルヒンの生涯が紹介された最後に

そういう意味では球場は、唯一のびのびと背筋を伸ばせる場所だったのかもしれません。

で泣きそうになった。
でもすごく面白い。
雑学として知っておくと楽しいかもしれない。
その人についてもだし、ロシア語の苗字の付けられ方も。
父姓って初めて知りました。
その人が男性か女性かが分かるのだそうです。
(性転換したらそこも変わるのだろうか?)
但し名前が発音出来ないんだけどね・・・
それぞれ最後に発音のコツが掲載されてて、それを真似してみたり。
やっぱり難しい。

友達がロシア語勉強してはって「ロシアンティーはジャム舐めながら
紅茶を飲む」という事を教えて貰ったのだけど
この本見せたらどんな反応があるのだろう。
ロシア語の発音のコツとか教えて貰いたいなー。

どうでもいいニュース:
このシリーズから紅茶の妖精さんの本が出たら良さそう。
紅茶の話読みながらコーヒーを一杯、というのもややこしそうだが。