社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

Boy's Surface

バンド練習の時にベースさんに最近読んでる本教えて貰った。
そ、それ読みたかった本っす。。。
ワシはこれ読んでるっす、と円城塔出すのはちょっと躊躇われた。

「Boy's Surface」(ハヤカワ文庫JA円城塔)をやっと読みきった。
「BOYS」繋がりで岡山行く時に持って行こうかどうしようか、
という時期から読んでいた。
その方がフジにしっくり来たかもしんないなぁ。
考えるな、感じろ!って感じだなぁ。
面白いし、何より美しい。
けど何がどう、此処のこういう所が良いんだ、と説明しづらい。
なので「面白かったですー」とは言えなかったんだな。
あと小生が理解出来てないとこがあるのバレるん恥ずかしい(笑)。
表題作と「Goldberg Invariant」が好きだ。
レフラー球は綺麗なんだろうなぁ、とか思いながら読んでいた。
4作それぞれ、どこかで繋がってるんだろうな、と思ったが
どうなんだろう?
ちょっと分からない。
それを最後の「What is〜」で繋いでるのかなぁ、どうなんだろう。
円城さんの描く世界好きだ。
「後藤さんのこと」を帯つきで探さねば。

その他。
カントリーロード
 山さんコラムの内容は真面目だが、山さんがお茶目。
 「コヤジの小言」はライブハウスだけじゃなく
 普段のお仕事etc.でも大事な事だと思うよ。
・Rooftop
 光舟コラム、「音楽フリーペーパーなのに城の連載させてくれる
 Rooftop狂ってんなぁ」とあるけど
 ファンが読みたいのはそこなんだよ!
・MUSICA山口インタビュー
 毎度の事ながらモヤモヤ。
 今の音楽業界(特にロック界隈)が孤立している、
 もっと外に広がっていかなければ、というのは分かる。
 だけど何でいつも広がる先として見ているのがクラブなの?
 写真でも本でもアイドルでも、つながり先は沢山あるだろうに、
 何故いつもクラブミュージックなのだろうか。
 たまたま小生が見る時に限ってクラブミュージックの話なのか?
 それとファッション系ウェブ媒体が音楽に対して無関心、
 と言っても、それはファッションニュース伝える媒体なんだもの。
 音楽ナタリーがファッションだけのニュースを配信して欲しいかと
 いうと、必ずしもそうでもないような気がするが。
 情報の受け手がどの情報欲しいかで媒体を選ぶんじゃないかねぇ。
 コラボしてたら、どちらからも情報は欲しいし
 その受け手に「かかってこいや」と言うなら解るのだけど。
 ファッションに関して言えば、ストリートファッションと
 パンク、クラブミュージックの親和性は高いと思われ。
 メンズファッション誌での扱いは結構大きい。
 そんでもって音楽でもファッションでも何でも流れてくる情報量は
 多いのに、処理する人のリソースは限られている。
 色々面白い音楽があるぞ!と音楽好きがアンテナ張っても
 ある程度は見出しで判断するしかないような。
 個人(と言ってもアーティスト?)の発信だと見る人が多い、
 というのは元々その人に興味があるからだ。
 拡散されて流れてきた程度で詳細を追っても追いきれない。
 ※とはいえ本人にリプ飛ばすなら、普通は詳細も確認するよな。
 サカナクションに限れば音楽を取り巻く環境や在り方についての考察も
 やろうとしている事も面白い、
 ただ音楽で表現しようとしているものはどうなんだろう?
 以前ほど魅力を感じなくなってきた。
 ”消費するための音楽”と化しているようで。
 だから小生は見出しだけ見てふーん、で終わってしまう。
 全て思い通り、環境も全て望み通りになったとしよう、
 その時に山口に残っているのは何だ?
 それは面白いモノなのだろうか?

MUSICAのアンケートハガキはそれだけで埋まってしまった。
でも書いても仕方がないよなー多分批判的なハガキはスルーされて
しまうんだろうなぁあちらさんだって捌く情報多いもの、
と思って出さずに破いて捨てた。

消費されるための音楽、っていうのもアリかもしれない。
でも消費されるだけで終わってしまうのは勿体無いしつまらない。