社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

中の人などいない

久し振りに予定のない休日、おうちで有意義に過ごすべ!
と思いながら結局スマホぽちぽちだらだらずるずる。
悲しい。
悲しい、で終わっちゃうのも何なので読みかけの雑誌・本を
読みきったりアクセ作りに勤しんだり、
脇に穴が空いた服をウエスにしたり。

「中の人などいない」(浅生鴨/新潮文庫)も読みきったうちの
一冊である。
冒頭、とあるセミナーに出席したらNHK_PRのツイッターアカウントが
例に出されて「ゆるいツイートこそが今、企業のアカウントに
求められている」と言われて「違う!」と否定されているが
公式アカウントがゆるくてもいい、普段の生活ツイートをしてもいい、
かしこまらなくても弁えている限りは自由でいいんだ、
という一つのお手本となったのはNHK_PRの1号さんな事は
間違いないだろう。
ツイート見る限りは心遣いをきっちりしているものの
わりとフリーダムにツイッターをされているように思えたが
キャラ設定やどうあるべきか、非常に研究がしっかりなされている。
そういう所がNHKらしいよね。
単に真似てゆるくツイートするだけじゃダメ、という。
冒頭のセミナーはそこまで説明されてたんだろうか?
ほんで、確かに”中の人”はいないのかも。
1号さん、2号先輩、3号さんがいる、というだけではなくて
NHK_PRが確立されるには1号さんの相談を受けた人達、
ツイートに反応する人達、他の公式アカウントの人達の
存在が必要だった訳で、その複合体がNHK_PRなのかも。
そういう意味では、有名人個人がやっているツイッターとは違う。

あと、タイムラインは人それぞれで、自分の所で見えているのは
全体の一部に過ぎない等、ただのツイッターユーザーにも
勉強になる。
それと”中の人”が居ないとはいえ、誰かしら人間はいる、
という忘れがちな事も思い出させてくれた。
時々、「え、そんなフランクというかタメというか失礼な
リプしちゃうの?」って人をお見かけするのだが
どう思われてるんだろうねぇ、リプ先に。

公式アカウントといえば、ロンドンティールームも
NHK_PRと似てる気がする。
すっごくゆるくてトホホなんだけど、それだけじゃなくて
紅茶の魅力、楽しみ方を親しみ易く間違いなくしっかり伝えて
いるので。
紅茶飲みたくなる、欲しくなるので困っちゃう^^;