社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

荒木飛呂彦の漫画術

「R&R BAND WAGON」は三者三様、フジはいきなり鈴木茂さん特集だった。
そういえばちゃんと聴いた事なかった。
話にあったギターマガジンの企画のやつもまだ聴いてない。
以前、歌謡曲はあまり聴いてなかったという話をしてはったらしいが
鈴木茂はっぴいえんど繋がりで聴いてはると思ってたんで、意外。
それにしてもスライドギターの話ばりばりしてたのに
なんで「若者のすべて」のギターソロ入った途端にフェイドアウト
しますかね。
ポッドキャストはフルで流れて欲しい。

荒木飛呂彦の漫画術」(荒木飛呂彦集英社新書)読んだ。
すごく解り易い。
噂に聞いていたキャラクターの「身上調査書」も見る事が出来た。
すごく細かい。
細かく設定されているからリアリティがあるのだけど
こういう形で残してないと沢山のキャラクターが動けないんだ。
どんな漫画家・作家も、この本に書かれているような事は
実践してらっしゃるのだろうけど、
荒木さんほど細かく、明確にはなってないのかも。
人気のある漫画を読んで分析してはったんやなぁ。
蟲師」についての話が面白かった。
どこでどうやったらジョジョみたいな奇想天外な物語が生まれるんだ、
と思ってたけど意外とオーソドックスなんだな。

で、実践編が「え、ここからこうなるの?」だらけ。
この発想は荒木さんしか思いつかんわー。

集英社新書のレイアウトの問題なんですけど、
もっと各章がはっきり分かれててもよかったんでは。

その他ー。
PSYCHO-PASS サイコパス/0 名前のない怪物(高羽彩/角川文庫)
 これだけ単体で読むと尻切れ蜻蛉かも。
 「PSYCHO-PASS」第一期観てからじゃないと面白くないと思う。
 一連の「PSYCHO-PASS」関連の小説*1で一番好きかもしれない。
 第一期のノベライズもこの人だったらよかったのになぁ。。。
 犯人や凡その出来事は分かってる状態で読む訳だったのだが
 何故そうなったのか、がうまく絡まっている。
 あんまりSFっぽくはない、ミステリすぎないけどそれなりに謎解き。
 時々挟まれる”おとぎ話”はそういうことだったのかーと。
 「標本事件」の佐々山のところはさすがに暈してあるのかー。
 この事件はもっとえげつない事になってると思ってた。
 まだこの頃はギノさんもゆるかった、というか第一期ほどくそまじめでは
 なかったようである。
・九十九怪談 第六夜(木原浩勝/角川文庫)
 口にねじこまれる系が一番怖い。
 意図がわからないのもどうしようもない。
 実話怪談系の短編小説は訳がわからないのを「わからないよ」と
 ぼかしてあるけれど、こちらはそれすらもないという。
 こんな事がありました。以上。で、すぱーんと。
 「めいろう師」でもし声に返事してたらどうなってたんだろう。
週刊少年ジャンプ
 銀さん、ずっと夢オチ期待しながら読んでたんだけど、
 流石にそれはなさそうだな。。。

最近KADOKAWAが再編したので文庫新刊を見るのが大変だ。
本屋に貼ってある、版元のやつ。
只管KADOKAWAが並んでるけど所謂”角川文庫”がどこにあるのか
わかりにくい。
広告欄のアレ?

どうでもいいニュース:
第4部またはジョジョリオンのエンディングはフジ希望。
(またかよ)

*1:ASYLUM2はまだ読んでないけど