社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

無題

珍しく中途覚醒無しで5時過ぎに目が覚めてお布団の中で
みくそのニュースを見ていたら米朝さんの訃報があった。
何て悪い夢なんだろう。
お布団から這い出して朝刊1面を見て夢ではなかったと知る。
全国ニュースでも触れていたし、す・またんではほぼずっと
米朝さんの話題だったように思う。
米朝さんがいらっしゃらなかったら、上方落語がこんなにメジャーには
ならなかったのにちがいない。
最初から落語家を目指されていたのではなかったのですね。
研究する側にいらっしゃって、上方落語を救う為に落語の世界に
入られたそうである。
知らなかった。

関西のテレビ見てたら時々姿をお見かけしていた。
おは朝にチャンネル変えた時に「味の招待席」のVTRが流れていて
そういえばなんだかんだでよく観てたなぁ、と思い出した
関西ローカルの番組に時々出ておられたり、少しコメントが流れたりして
お姿を拝見する事があまりないようで、結構あったのではないだろうか。
あと某巨人漫画関西版で有名になった「痛快!エブリデイ*1」。
夏休みにあの番組観てたら*2一週間ずっと寄席が行われる週があって
そこで米朝さんの落語観る。
枝雀さんのドドーン!とした激しい落語の後で
米朝さんの穏やかな落語が聴ける、観られるという。
何という贅沢だったのだろう。
※番組についてのWikipediaでエブリ寄席の項見ても米朝さんが出ておられた
 話が無いのだけど、このコーナーだったような気がするんだが。うーむ。

一度だけ生で観られた。
いかにも落語します、というのではなくふわっと世間話でもするかのように
自然に落語をしておられたのをよく覚えている。
また観たいと思っていた。
生で観られなくてもTVでも拝見できたらな、と。

寂しい。
悲しい、残念、というよりも、寂しい。

落語の本あったわ、と思ったら実家だった。

謹んで哀悼の意を表します。

*1:つっっかい!エブリデイ

*2:厭でも朝10時になれば茶の間のテレビが関西テレビに変わり気づけばインスタントコーヒーとおかき口にしながら観ていたという体験をする人は少なくなかったと思われる