社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

怪奇探偵小説傑作選−1 岡本綺堂集 青蛙堂鬼談

Syrup16g、ツアーやるってよ。
ひゃー。
昨晩キーワードで巡回したがはてなーの反応が思ってたより少ない。
これからか。
驚きすぎて声も出ないか。
チケットが取れたら、観に行く。運を天に任せる。

昔読んだ「怪」の影響で、ずーっと岡本綺堂を読みたいと思っていた。
ほんで西荻窪盛林堂書房(また行きたいなァ)で衝動買いしたのが、
こちら。

雨降りの日だったので、持って帰る途中で濡れてしまったのが悲しい。
青蛙堂主人の誘いで集まった人達が1つ1つ語っていく怪談。
御伽噺のような話もあるし、平成の世にありそうな話もある。
幻想的なのも背中からそろそろっと怖さが来るのも。
解決しないのも、終わってみれば理由がはっきりするのも。
幅広い。
コレラになりたいお新造さんの執念が怖い。
生きてる人間が一番怖いねぇ、やっぱり。
鰻の話も不思議だ。なんでそんな事になったんだろう。
そこがはっきりしないような・・・だがそれがいい
怖いより幻想的、不思議がふんわりふんわり漂っている。
江戸から明治にかけての時代は、まだ怪異と共存出来ていたの
だろうか。
今だって怪異はあるけど、なんとなく浪漫があるような。
浪漫感じるのはその時代に対して、なのか。

怪奇探偵小説傑作選の他のも気になるなー。