社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

模倣犯

本日は健康診断。
バリウム飲まなかったので、前日のあれこれは杞憂に終わった。
お腹空きすぎて凶暴化しないかも心配だったが何とかなったし
最後にLG21の飲むやつ貰って一安心。
今のところはまずいところはなさそうなので、これまた一安心。
以前受けたとこで「半年毎に経過観察」と言われていた箇所も
まー大丈夫なようである。
(それが心配で社内じゃなく外部に受けに行った訳で。)
それにしても器具の体への”あたり”は何とかなりませんかねぇ。
超音波コロコロ用のジェルをあったかくする心遣いはあるのに、
科学技術も発達してるというのに。
お昼はネスレカフェで。
当日中にレシート見せたらドルチェグストのお試しが出来るとの事で
有難くいただいてきた。
確かにあれ、スタジオにあったらミュージシャン・スタッフの皆さん
捗るやろなー。

待ち時間&お茶しながら読む心算だった「模倣犯」の4巻を
最後の検査までに読みきってしまった。
んで帰宅して5巻一気読み。
以降ネタバレあるかもなのでご注意下さい。
注意してくださいね。
後で「ネタバレだったー」って言うのも
「ネタバレって言うほどでもないやん」って言うのも、ナシですよ。







読むペースが異様に速くなったのは待ち時間が長かった所為もあるが
もー読んでてすごく胸糞悪くて。
京極先生は「厭な小説」という小説をお書きになったけれども
これこそ”厭な小説”だよ!と思ってズザーッと読んだ。
豆腐屋のお父ちゃんと真一が辛うじて救いというか。
犯人の胸糞悪さも気分悪かったが、名前が出てこないような人達、
それこそ”大衆”がすごく気分悪くて。
でもネットやTV見ながら事件についてあーだこーだ言うてる自分も
その”大衆”の一部でしかないのだな、と。
解説の冒頭に「虚無への供物」が引用されているが
妙にしっくり来る。
このテの引用でこんなにしっくり来る事もないだろう。
ほんでピースとはそういう意味だったのか、と。
で、何で「模倣犯」なの?と思っていたのだが、そういう事か。
俺がオリジナルだドヤァ!つっても結局何かの模倣でしかないのか。
そういう奴こそオリジナルにはなれない。
まァ犯罪でオリジナリティ発揮されても困るのだが。
ある意味可哀想な奴なんだろうけど、そんなんザラにおるし。
さらにもう一回以上ひっくり返して、実はピースだって犯人の掌の上、
やっぱり真犯人おるんやろなーしかも意外な奴が、
と思ったけど流石にそこまではなかった。

あれだけ胸糞悪くても、5巻の最後に救いがあったのが
流石宮部さんだなーっと。

結局「模倣犯」読みきるのに10年かかりましたな。。。
「楽園」も気になるのだが、どうしよう。

どうでもいいニュース:
映画版「模倣犯」が酷いと評判で、読みきったからいーや、と
どんなんだったかググって魂消た。
予想の遥か斜め上。
ピースがボーン、も遥か斜め上だったのだが、ないわー。
色んな方の紹介を拝見した限り、”原案”ですらないような。
ホネとかキモの部分が変わってるみたいだ。