社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

時代はテンポ速っ

こないだおは朝でやってましたが、「ラッスンゴレライ」って
テンポが178くらいあるそうですね。
それで裏拍で若者がノリやすいとか。
ももクロやAKBのような・・・とテンポ速い例には挙がっていたけれど
今のロックの”四つ打ち問題”と通じるものがあるなぁ、と。
色んな音楽がテンポ上がってるのかも。
(もしかすると「あったかいんだから〜」が同時に流行ってるのは
 テンポ速いモノだらけの反動なのかもしれない。)

四つ打ち問題に関しては、栄純の分析が今までで一番しっくり来た。
概要書くと
・フェスではリハが出来ず、そういう時*1にドラムのキックを
 一番出す。キック4つ打ちはノリやすい
・曲数が限られる中、前のバンドが4つ打ちの曲でライブを終え
 次のバンドがキックを減らした曲をやると寂しくなる
 →4つ打ちをやり続けないと盛り下がって感じる
・キラーチューンを持たない新人はノセなきゃ、と
 キックを踏むのをやめなくなる
・ハウスならテンポを揃えてキックを延々と続けて
 ずっと躍らせるという意味があり
 ロングスパンで続くから高揚感が生まれてくるが
 ロックバンドは曲が3分4分で終わるから次の曲も
 キックを打たなければならなくなる
・リスナーの体感がそれに慣れてきた
あと最近の曲についてヒット曲、音ゲー曲と絡めて分析されている。
※詳しくは今月の「音楽と人」で!
フェスでの盛り上がりと4つ打ちテンポ速い曲の流行について
語られるのも批判も見かけるけれど、ここまで具体的な分析って
初めて見たかも。
個人的にはサウンドチェックからジャムセッションぽくなって
ドカーン!と始まる方が好きだ。
いきなりから揚げ!フライ!ステーキ!って続けられるよりは
サラダ→焼き物→揚げ物、な方が好きというか
消化しやすいよねぇ。
まーしんどくなったらご飯食べたりだらだらしたりで
離脱すりゃいいって事か。

暫くテンポ速い曲ブームは続くのだろう。
どうしたらこのループから抜け出せるのだろうか。
テンポゆるめでも4つ打ちじゃなくてもかっこいい事する
アーティストが出てきたら、そちらにブームが移るのかな。
4つ打ちでもそう感じさせないバラエティ溢れる音楽が
沢山登場しても面白いかも。
(スコア見た感じ「モノノケハカランダ」って4つ打ち
 テンポ速いんよね・・・でも勿論今の流行とはちょっと違う)
今ドキな感じでも面白いと思えるものとそうでなく「ありがち」と
思ってしまうものの差って何なんだろうなーって思う今日この頃。

どうでもいいニュース:
「あったかいんだから〜」フルで聴いたらすごくお腹いっぱい。
サビしかないっぽいような。気のせい?
構成としては「赤色エレジー」もサビというかAメロしかない。
そう考えたらレアな曲なのかもなぁ。

*1:サウンドチェック