社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

結成30周年アニバーサリーイヤー記念盤 歌乃誉”白”/怒髪天

やっと出たよ怒髪「白盤」!
MUSICAの浦風氏(敷島親方)のレビューに

怒髪天のライヴは、基本的に騒ぎ重視、暴れにいくというのが当たり前な訳で

ってあったけど、何その、カミコベの円広志サウンドチェックで暴れる輩
みたいなん。
ほんとにそうなの?知らなかったなー。
長い歴史のほんの一部しか見てないもんなぁ。
騒ぐだけ、暴れるだけじゃないから怒髪天大好きなんですが。
日頃の辛い事を楽しい事にして明日に繋ぐバンドだと思ってた。
白盤ってそんなアルバムだったのか?

という事で実際に聴いた。
音人インタビューで点対称なように思ったが(この時ね
それともちょっと違うような。
紅白で1枚、とはならなかったのも何となく分かる気がする。
(紅盤は裏テーマが「吉村さん」だったような気もする。)
日々の憂いを歌う、という意味でのブルース。
「世の中辛ぇ事ばっかりだけど、でもいい事だって、楽しい事だって
 沢山あるだろ?なぁ!」って酒飲んでじゃがバターやほっけつつきながら
兄ィ達に背中叩いて貰ってる感じがする。
憂いを歌う所は再デビュー前後辺りっぽいのだけど、せめて聴いてる間くらいは
明るい気持ちになろうぜ!そしたら明日も頑張れるだろ?っていう辺りは
正に今の怒髪天
「明日の唄」は活動休止前の曲とは思えないくらい他の曲と馴染んでいる。
もし怒髪天トリビュートが出るとしたら、この唄を山本譲二氏に
唄って頂きたい。
トリビュート、本人の居ない所で勝手に企画して進めちゃえばいいのにね。
ほんで山本さんに快諾頂いた辺りで「あの譲二アニキが快諾してるんだから!」
って有無を言わさず実現してしまうとか。
そんな妄想しちゃうのはきっと目眩のせいだ!
あと奥野さんのピアノがかっこよすぎる。
男性の弾くピアノってすごくからっとしてるような。。。
そしてブルース感を増し増しにしている。
「ひともしごろ」のラストは決して変なコードではないけれど、
きっちり解決しないで終わる辺りが新鮮なような。

なので、楽しいばっかりのアルバムではないと思うんですよ、これ。
でも憂いばっかりじゃない。

ほんと、親方は何を聴かはったんやろ?
少なくとも「白盤」は騒ぎ重視でも暴れる為の音楽でもない。
(兄ィやシミさんが客席に飛び込んで大暴れする「美学」だって
 ちょっと違うでしょうよ)
ベンジーが助走つけて編集部に殴りこみかけて寺田さん辺りが怪我する
レベルのレビューだよ、これ。
ほんま、まじで。

どうでもいいニュース:
怒髪天語る文脈で「親方」というと坂さん指してるみたいだな・・・

もっとどうでもいいニュース:
目眩で目の前揺れてます。わはは。
こんなん初めてやわ。