社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

フジファブリック 10th anniversary LIVE at 武道館 2014

フジファブリックの武道館公演を観に行ってきた。

まさか年に2回も武道館に来るとは思ってなかった(笑)。
早すぎても待つとこないし、でもホテルの部屋が煙草臭くて居づらいので
15:30くらいに行ったらすっげー行列。
SMAアーティスト会員の引けるくじ「フジロット」が特に長かった。
あまりに長いのでお隣さんに話しかけてしまった。ごめんなさい。
欲しいのはサイン入りポラ&ピックだけどヘルメット当たったら
どうしよう、と心配するも空しくステッカーゲットだぜ!
そして「週刊金澤」なんて余裕で売り切れてたぜ!
そんなんで開場までは待たずに済んだなァ。
ファミレス総一郎がいる。

フラカンからのお花、みくそで呟いたら凄い反応ありました。


足立氏はご本人もいらしてたそうだがお花も届いていた。
超見える席は、ほんっとに超見える!
ステージ後ろの画面に10周年のロゴ(?)がふよふよ流れていて綺麗。
「リバース」のロングバージョンみたいなSEが流れている。

以下、長々書くよー。

開演。
画面に風が吹き荒ぶ中女の子が立つシルエットが浮かぶ。
シルエット部分に志村が!
10年分のライブ映像である。
勿論ダイちゃん、山内、かとをさんも。
シルエットの女の子が走り出し、ライブ映像がはっきりしてきた所で
始まった。
1曲目、「桜の季節」。
聴きたかったが、まさか1曲目とは。ドライアイじゃなきゃ決壊してる。
すごく不思議な感じ。
そのまま「陽炎」「シャリー」へと。違和感無い。
「ブルー」のギターソロは大阪より長めだったのは気のせいか。
「WIRED」の映像がヘンテコで面白い。後でスミスさん作と知る。
時々持ち替えで登場するのは志村のストラト
山内が「ストラト欲しいんだけど」と言われて一緒に買いに行ったそうだ。
気づかなかったけど、アンプも志村のが置かれていた。
(マッチレスだっけか、山内が壊したやつだっけか)
一緒にステージに立ちたい、との事。
中盤辺りでその話をし、「今日は志村君と一緒に演ろうと思います」と
アンプの上にあったのかな?志村のハットを山内が手にして
かとをさんがスタッフからマイクスタンドを受け取って置いて
そこにハットが掛けられた。
そうして始まった「茜色の夕日」。
志村が歌っている。いるじゃん!
そういえばインタビューで志村が「ここ(武道館)で演りたい」って
言ってたの思い出した。
武道館で「茜色の夕日」歌いたかったんだろうな。
だからこういう形で実現したんだな。
ギターソロ〜最後のサビ前の「しまった」のコーラスが美しかった。
ぐっときた。
スタッフの人が去るシルエットが、志村が去るみたいに見えた。
その後「若者のすべて」「卒業」。
何かからの卒業ではなくて、一旦ポイント打って総括して
次へ繋げていくという意味での「卒業」なんだな。
そんな事を考えていた。

MCは兎に角感無量!という内容が多かった。
それだけ背負ってきたモノが大きかったのだな。
何故バンドを続けているかというと、フジファブリックが大好きで
志村君が好きだから、と仰っていた。
すごくいい笑顔で話してはったな。
すごく志村の話が多かった。
メンバー同士では志村の話はよくしてはったらしい。
ライブでも話出来るまでには、やっぱり時間が必要やったんかな。
かとをさんが場繋ぎで(そうだったの?)MCする加トークも復活。
めっちゃ朗々と喋ってはったな。
トークといえば謎掛け。
「武道館」と掛けて「夜明けの海」と解く、その心は
どちらも”かいじょう(会場/海上)”が素晴らしいです。
名越さんがおおーっと感心してはるんが画面に映ってた。
当日券は出ていたものの、2階席の上の方まで埋まっていた。
モグライトの光でもよく分かった。
そりゃあ感慨深かっただろうな。。。
大阪ではBOBOさんのバスドラでモグライトを光らせていたが
この日はダイちゃんの号令で静かにしてから「アリーナ!」「1階!」
「2階!」と呼びかけては「うおーっ!」というお客さんの声で
光らせていた。
すごく綺麗だったよ。
(単独では初とはいえ武道館出演がある方々なので階は間違えてなかった。)
その流れで「夜明けのBeat」。
ここから盛り上がる曲が続く。
「星降る夜になったら」の最初の方で一瞬音が出なかった
(前音が消えてステージからの音だけになったっぽい)のは
志村の悪戯かなー、と思っている。
「茜色の夕日」じゃ出番足りないよね。
※2014/11/30 追記
 多分トラぶったのは前音だけのような気がするので
 DVD化・音源化する部分は影響少ないのではないかとゲスパー。
「バタアシParty Night」は最後、山内がギターを置いて
ハンドマイクで歌ってた。
端から端まで、幅広く動きたかったんかな。

アンコールは山内一人で登場して「sing」。これも聴きたかった!
「君をおもい」が「君のために」になっていた。
照れくさそうだった。
色々解釈はあるんだろうけど、”君”はお客さん、聴く人の事
なんだな。
一人はやっぱり寂しいようで、早くメンバーに出てきて欲しそう。
敢えて焦らしてはるんやろな。
「sing」の後の「Gum」はまた違って聴こえた。
ツアー中に新曲作りました、と1曲。
「はじまりのうた」という歌。
歌詞が画面にシンプルに表示されていた。
「私」「目」が”アイ”となっている辺り、かとをさんの詞かな?
ライブ後から配信開始とのこと。
「銀河」でテープぱーん!だと思ってたら「はじまりのうた」で
飛んでた。
めっちゃ綺麗だったよ!
本編は「LIFE」、アンコールは「STAR」で終了。
10周年のその後も、これからもずっと踏み出して歩いていくよって
感じがした。
志村も一緒に。
最後の最後に5人、いや6人で上手・真ん中・下手と手を繋いで挨拶、
その時にメンバー一人一人紹介する中、志村の時一段と声援が大きかった。

MCでずっと感慨深い様子で感謝しまくってはったけど
お客さんだって「10周年おめでとう」というより
「10年続けてくれてありがとう」だったんだからな!
少なくとも俺はそう思ったぜ!
次のツアーは大阪・神戸どころか関西無いけど
また来てください。
なかなか京阪神から出られない人だっておるんやから。。。
(岡山日帰りいけるよな?とちょっと考えているのは絶対内緒だ。)

個人的ツボ:
・「地平線を越えて」からの「efil」はフジファブリック好きで
 よかった、と思った。
 この流れで演れるバンドってなかなか無いと思う。
・各メンバーが後ろの画面にアップで映されていたが
 ダイちゃん、結構他のメンバー見据えて弾いてはる事が多かった。
 キーボーディストとしてかくあらねば!
 それにしても、あの位置からダイちゃん映してくれて嬉しかったわー。
・メンバー紹介が前半にあって、名越さんが「10周年おめでとう」
 「よかったね」と仰っていた。
 BOBOさんがちょっと名越さんの口調真似してはったような。
・スライドギターも弾く人で全然音が違うのだな。
 ギターが違うのも勿論あるけど、山内はふわんとしてて
 名越さんは「強い」感じ。
 力が強い、じゃなくてお茶の味を評して言う時の「強い」。

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