となりませんかね、へんなリファラ。
「西巷説百物語」(京極夏彦/角川文庫)をやっと読み終えた。
どうでもいいが一週間以上、と自分史上一番時間が掛かっている*1。
単に時間と気力の問題なのだけど、一話完結だからちょこちょこと
読みやすかった所為もあるかも。
「塗仏の宴」の始末の方はお布団入ってからまめ球状態で
必死こいて読んだ・・・読み直したい。
”仕掛け”が綺麗に決まっていくのが相変わらず面白い。
敢えて全て詳らかにしなかったり、ほろりとしたり。
関西弁だからか、今まで以上に会話のテンポが良い。
相変わらず見事としか言い様が無い。
どの話も好きだけど、「豆狸」「野狐」がいいなぁ。
しかし「これで終いの金毘羅さん」とは寂しい。
まだまだ「巷説百物語」シリーズ、読みたい。
「ああーそういう”仕掛け”だったのか!」というすっきりした感じが
面白かった。
あと京極先生の和の雰囲気が好きなんかなー、と思った。
(とか言いつつ誰かに1つ作品薦めるなら「どすこい。」挙げるが)
そういえば「幽談」は読んだ感想書いてなかったかもしれない。
今気づいた。
不思議な、妙にやーな感じがする所がよかったような。
ホラーや怪異話は、そういうのが肝なんだよ。
単に怖いんじゃなくて、若干後を引く感じ。
*1:と思ったけど「妖怪の理 妖怪の檻」はもっと掛かってる。まだ読めてない。