社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

所詮マイノリティ

ライブ納めしたので今年を振り返ろうかね。
「MUSICA」も2012年振り返りモードですよ。
色々ツッコミ入れたい所沢山ありますが、世間的なノリと「MUSICA」と
小生の周辺とが全然認識違うのが面白いし
それが2012年というものなのかもしれない。

しかし鹿っぺの

ついにロックを聴くという事が、圧倒的なマイノリティとなった2012年

とは何ぞ。
端っからロックなんぞマイノリティですよ。
いつメジャーになったのやら。
マイノリティだからこそ地上波に出たら賛否両論大騒ぎ、
有名人が好きだと言ったら大喜びして心配する、
たまたまバンド名出したら相手がご存知なだけで狂喜する。
好きなバンドの名前出しても「誰?」って反応されがちだけど
マイノリティでも構わん、自分が良いと思うならそれで良いんだ
(ちょっと寂しいけど)と
自虐的に誇りを持ってるのがロックファンだと思われ。
特に日本のロックバンド好きには多いんじゃないかな。
ライブ前に集まってお茶しながら友達と再会を喜び話に花が咲くのも
普段そういう話が出来ないから、かも。
MUSICAベリーゲリー推しのボカロも似たようなもんだと思います。
音楽への敷居が低くなって、色んな人が挑戦してるなぁ、とか
ツールとしてのボカロについてお師匠さんと話したりしましたが
それ以外にはあまり話題に上がってなかった。
聴いてるよーって人もほぼ無かった。
多分アツいとこはめちゃくちゃ盛り上がってると思うんですが、
こちらもロック好きと同じ状況なんじゃないですかねぇ。
これらの偏りが面白いんだろうけど、音楽メディアとしては
取り扱いづらいんだろうなぁ。

あと

どこも好調だったロックフェス。そして最早ロックへの拘りを外す事が美徳となったロックフェス

ROJとサマソニの事だろうか。確かにそうだし、どうでもええけど。
開催翌日の芸能ニュースでそういうのんだけ流れますし、
(これはこれで「○○流れた!」と大騒ぎする訳です)
ファッソン雑誌の実用的でない夏フェスコーデにツッコミ入れ倒すのも
既に恒例行事化しつつある。
そういう取り上げられ方されるって事は好調だしロックだなんだという
定義を超越したカジュアルな存在となったんだろう。
それより個人的には所謂フェスノリで色んなバンド観に行くのは良いが
何でもかんでもわーわーやって床叩いてどつきあいモッシュするのは
どうよ?と思っている。
なんでもかんでもぐるぐるする人たちいるんでしょ?
周りの人なぎ倒しても平気っつーような。
(前方でえーらい押しきついなぁ、と思ったら通常のモッシュじゃなくて
 ぐるぐるになぎ倒された人に押されてたっつー)
それぞれのバンドの楽しみ方があると思うので、そういうのを巧く
取り入れたらいいのにねぇ。
これはやなけんさんが音人のレビューページで少し触れてらっしゃい
ましたね。

あ、鼎談自体は面白かったです。是非ご一読を。