社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

難しい話かもしれませんが

友人が激怒していて知った話。
「音楽=CDって概念は滅びればいい」というような発言があったそうだ。
世の中配信が主流になっている事が表れた一例なようにも思うし
なぁんとなくCDの売上がうんぬんかんぬんって言われてくさってんのかなー。
俺達はこんな曲やりたいのに「売上的にこっちの方が〜」って却下されたとか、
売上枚数が思ってた程じゃないけど歌はちゃんと聴かれてるのに
何でその事が分かってないんだコイツら!ってな議論があったとか?
ただ、そこいらのインディーズの手前みたいな一応バンドやってますな人
ではなくその筋では有名な人の言い方ではないな。
(逆に自主制作的にCD作って出す人の方が重要視してるような?)

とはいえ又聞きなので詳細知りたくてツイッター確認したが、
小生が見た時はその発言は見当たらなかったので削除になったのかもしれない。
(もうちょっと遡ったら出てきたんかな。)
見たのはPVやトレーラーの解禁についての話だったような。
その一連ツイートについては、まーそういうもんかと思った。
放っておいたら、発売前にラジオで流れたのがまるっこ、つべに上げられて
ツイッターで拡散される時代ですからねぇ。
とはいえ全ての曲が無料でリスナーの元へ・・・だとアーティストも困るだろ。
おまんま食い上げなんだぜ。
CDが滅びたとしても、活動に関わる費用は手に入れないといけないのだから。
お金のない子も同じよ。
お小遣い無くたって経済状況酷かったって関係ない。
(寧ろそこいらのガキンチョより世の大人達の方が厳しいんだぜ)
欲しいものには対価支払わなきゃいけない。
その対価がCD代なのかレンタル代なのか貸してくれる友達なのか。
簡単に買える代わりに簡単に削除も出来ちゃうかもよ?
これも”対価”だ。
そんな扱いを受けるんだとしたら、音楽作る側としてはどうなんだろうねぇ。
シングルに収録されている幾つかの曲で、曲単体とは違う世界を
作り上げるアーティストもいらっしゃるが
気に入った曲だけ買えちゃうと、そういう楽しみも無くなっちゃうねぇ。

で、冒頭の話に戻るけれど”所有する”楽しみ、というのは
考えてなかったんかなー。
コアなファンは”好きなアーティストのブツを持っている”というのが嬉しい、
という気持ちもあると思うんだけど、どうなん?
(そこのところ、冒頭の発言の主にはお尋ねしたい気がする。)
ジャケ写や歌詞カードが綺麗だと、見るだけでも楽しい。
オクにCD出した時、歌詞カードの状態について詳しく訊かれた事があるので
音源以外の部分も、まだまだ大事な要素だと思うぞ。
今は知らんけど、iTunesでアルバム1枚買ったら「バックアップ取った方が
いいですよ」ってメッセージ出た事あった。
配信ばりばりのiTunesでもばっくあぷとして持っときなさいね、って
考えがあるんだ、としみじみ思ったです。
まだまだCDの需要はあると思うけどなー。
思うけどな、CDを聴きたくても聴ける環境がないのかもしれない。
ポータブルCDプレイヤー欲しくても殆ど売ってなかったり。
最新のMacbookにはドライブがついてないなんて話も聞いたぞ。ほんまか。