社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

ACIDMAN(Acoustic set)「Second line & Acoustic live」 at NHK大阪ホール

待ちに待ったACIDMANアコースティックライブ。
普段みたいにTシャツ&タオル姿は見かける事なく、
心なしかお洒落さん、ハットの人が多い。
今回初めてNHK大阪ホールの2階席だったのだが、怖い!
転がり落ちそうで・・・傾斜がきつい分めちゃくちゃよく見えるのだが。
各メンバーの位置に「A beautiful greed」の時みたいな絨毯が敷かれている。

以降、無意識にネタバレしてると思うので気になる方はまた今度。

SEも何も無く、ブザーが鳴ってステージ暗転、紅い照明。
いっちゃん、サトマ、ノブオと一礼しながら登場。
全員黒スーツに黒シャツ。いっちゃんもハット。サトマキャップ無し。
ノブオの声がすーっと伸びて綺麗。
どの音もCDで聴くより鮮明に聴こえる。
「赤橙」の時に何か声が聞こえると思ったら赤ちゃんが泣き出してしまって
演奏を中断。
「やさしく音を出そうとしてたんだけど」とノブオとサトマ。
心持ち音が優しくなって、再度演奏。
「シンプルストーリー」はかっこよかったけど、ピアノあったらもっと
かっこいいだろうなぁ・・・と思った。
みんな持ち替え多かったが、いっちゃんは普通の一見ドラムセットだけど
パーカッションだったり普段通りのドラムだったり普段と違うかったり
幅広い。
只のアコースティックライブでもなければ只のボサノバ・ジャズでもない
独自のアコースティック演奏になっているのはいっちゃんの多様性
なのかな・・・と思った。
(部分によってはドラムの音がすごく大きく感じる所があったが。。。)
いっちゃんすごい!めちゃくちゃかっこいい!

けど、いっちゃんのMCは普段以上に凄まじかった。
いつもより沢山喋ります、とはノブオ談だが、その分いっちゃんが喋るのも
増える訳で。
向井理が好きで整形してあの顔になりたくて、泥が好きらしい。
あとパパさんが晴耕雨読を実践してた事があってママさんが働き者。
(まるもの話は敢えて書きません、ついったやBBSは書かないでって
 言ってたけどブログはだめって言ってなかった。)
とりとめが無くなってくるところで「好みのタイプって言ってたじゃん」等と
ツッコまれてたが。
さっき「かっこいい!」と思ったわたしのトキメキを返してー!
もう5分短かったら帰りに梅田を大激走しなくて済んだかもしれない。。。
いっちゃんの目撃談も多いのだそうです。
ついったに呟かれていた目撃談は「違うと思う」と書かれていたが本人だとか
死んだ魚の目で歩いてたとか。
いっちゃんとノブオで東京駅歩いてて、ノブオが歩く速度落としていっちゃんの
歩くのを変な歩き方だなーと見ていたら職務質問されたそうで
サトマが見たら職質されるいっちゃんに厭そうに見ているノブオだったそーだ。
そしてM-ON!生放送に遅れまいとしていたら駐車場で職質されたノブオ。
薬物所持を疑われたが食べかけのおしゃぶり昆布を見られたくなくて
庇って余計怪しまれたらしい。
最後に自らをオチにするとは優しいな。

勿論そんなMCばっかりじゃなくて、「O(オー)」「香路」「銀河の街」等の
歌詞の説明もあった。
一晩寝たら詳細を忘れてしまった情けない脳みそなので*1申し訳無いが
以前よりACIDMANが歌ってきた事は、今生きていく上で真剣に考えて
ゆかねばならない事なのだな・・・と思った。
震災等、こんな事態になってしみじみとそう思いたくないけれど。
改めて、今聴かれるべき音楽なのだと思う。

本編ラストの「季節の灯」は今迄聴いた中で一番素晴らしく、美しかった。
アンコールではノブオ一人で「ALMA」を。
歌う前にはっきりと原発反対という話をしていた。
アクシデントがあった時にその土地に住む事が出来なくなるような、
自分たちでコントロール出来ないようなものは要らない、
というような話。(ちょっとニュアンス違うかもしれません。)
物販でチャリティの缶バッジとステッカーを売っている話もしていたが
開演前に売り切れてしまっていた・・・小生買えず(泣)。
チャリティだし買い易かったんだろうな。
友達の分もお土産に、という人も少なくなかっただろうと思う。
収益は避難を余儀なくされている方々のいる市町村に届けます、との事。
もしかしたら彼が歌で描きたい世界はソロでも出来てしまうのかもしれない、
でもサトマやいっちゃんが居るから、激しく時にはユーモラスに分かり易く
伝えられるのかなぁ、と思った。
ACIDMANとイチゴ!」と呼び込まれて二人が登場。
サトマはステージ脇で聴き入っていたそうだ。
最後に「Your Song」。
アルバムは日が暮れて夜になっていく・・・という進み方だとすれば
ライブは日が暮れて「ALMA」で夜空の星を眺めて、
「Your Song」で朝を迎える感じか。

ホールライブでも席で立って観る事が多いけれど、今回はずっと座ったままだった。
それでも、オールスタンディングと変わらない、気持ちよい疲労感があった。
そのまま大阪駅までダッシュしたら流石に辛かったっす。。。

*1:後で確認します