社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

半年

東日本大震災から半年。
そう簡単に復興!とはならないとは思っていたけれど
新聞等で見る光景があまりにも変わらなくて愕然とする。
しかも半年を前に、まさか東日本以外の所で何もかもが流されてしまう
光景を目撃する事になるとは思わなかった。
今度は東北の方が和歌山・奈良の片付けに来て下さっているそうだ。

先日、ネットで色々見ていたら「311の前に戻ったかのような平穏な日々」
「でも現状は変わっていない」という事で色々書かれている方があった。
現状が変わっていないのは事実なんですけども
震災前のような平穏な日々で、その人が「みんな忘れてる」と書きたく
なるような生活してはるところがあるのか、とびっくりした。
口には出さないだけで、みんな気にしているのだと思っていた。
ちょっとお財布に余裕があったら募金しようと思ったり、
東北物産展でお菓子やお漬物や茨城のピーマン等等を沢山買ったり、
まだまだ現地で必要な物について呼びかけしているので買って送ったり、
節電頑張ったり、冬は暖房使わなくていいようにほかほか下着買ったり、
経済的に余裕が無くても問題意識持ったり。
デモやるより節電の方が実際的なんじゃないか?と考えたり。
新聞を開けば避難されている方の話が載っていて、
ツイッター覗けば被災地の話や被災された方のコメントが上がっていて、
CS放送番組で被災地での活動や必要な物資の呼びかけをしていて、
雑誌を開けば震災以降に行動した事・考えた事についてアーティストが話す
インタビューが載っている・・・というのは特殊な環境なんだろうか。
折に触れ、誰かが「忘れちゃいけないよ」と言うのは大事だと思う。
スペシャエリアに救援物資として送る用のはえとり紙買うのに
 友人に付き合って貰った時も、そういう話をしていた。)
が、その書かれている内容をよくよく読み返したら原発の話ばっかりで
結局のところ放射性物質やその影響が心配なだけなの?
じゃあ地震津波の被害はどうなの?心配じゃないの?
と思ってしまった。
どの地域の事も、忘れちゃいけない。
このたびの震災は、あまりに色々ありすぎて、本当に難しい。

しかし何なんだろう、今年。
ちょっと災害多すぎやしないか?
ちょっと生活考え直しなさい、という事だろうか。