社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

夏になると(ならなくても)怪談を読みたくなる

毎日暑いですな。
今年は去年ほどの猛暑ではないそうだけど、暑い。
去年みたいな猛暑でも困るよ。
暑さ凌ぎに怪談はよいらしいです、但し血管縮むので
ひんやりした後で熱中症がどうとかこうとか、って
辛坊さんが言ってた。

小生は別に怪談読んだからってひんやりする事は決して無いが
怖がりの癖に怪異は好きなので、このシーズンは嫌いではない。
・九十九怪談 第二夜(木原浩勝/角川文庫)
 あんまり怖くない、不思議な感じだけ楽しめていいや・・・
 と思ったら怖かったよ^^;
 最後がほのぼのしない話が多かったからかなー。
・現代百物語 生霊(岩井志麻子角川ホラー文庫
 過去の同シリーズすっ飛ばして買ってしまった。
 怖いというかゾーッとする。
 生きてる人間の妬み嫉みが一番恐ろしい。
・怪談実話系5(MF文庫)
 「女たちの怪談百物語」は99話迄で止まっているが、もし最後に
 100話目を追加するなら・・・というアンソロジー
 「女たち〜」企画の後日談も。
 無事終われるよう99話までで止める以外にも手は尽くされているが
 それでも色々あったそうだよ。

3冊読んで思ったのは、書き口調で全然怖さが違う事。
3冊読んで・・・というよりは過去の「怪談実話系」シリーズというか。
変に仰々しくおどろおどろしく書くよりは、淡々とこんな事があって・・・
と書かれている方が怖い。
如何にもな調子で怖いのは稲川淳二くらいじゃないかな。
あの人は怪”談”だけども。