社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

BRING THEM HOME

昨日弾いた坂本龍一の「BRING THEM HOME」。
イラク戦争に関して「彼らを撤退させよう」という意味もあるそうですが
曲が出た当時は「何十万人(何百万人?)が亡くなったようなメロディ」
という表現をされていたように思う。
その位深い悲しみに溢れた曲。ちょっと記憶怪しいけれど。
途中、メインのメロディがメジャー調になるが、尚更後半の悲しみが
身に染みる。
そんな曲。
震災直後、TVを観ている時、ずっと自分の中で流れていた。
音楽なんて吹っ飛んでしまっているか、「BRING THEM HOME」か。
避難されている方が、いつか家に帰れますように。
被災地を離れている方が、いつか故郷に帰れますように。
瓦礫の下の方が、いつか家に帰れますように。
帰る家も故郷もない、あっても帰れなくなってしまったかもしれないけれど
何処か帰るべき所に帰れますように。
若し自分に何でも出来る力があるなら、連れて帰りたい。
そんな事を思った。
何処やねん、つう話ではあるが。

それは今でも同じで、そんな奴がおる、というのも
それはそれで迷惑な話だろうと思う。

昨日実家に帰った時、結構時間あったのと「BRING THEM HOME」
思い出したのとで弾いていた。
シェルタリング・スカイ」弾こうと思って蓋開けたんだけども
何だか弾かなくちゃいけないような気分だった。
今までも時々、キーボード・マガジンの切り抜きの楽譜見ながら弾いてた。
またその切抜きがすんなり見つかる訳だ。
恐る恐るひっそり弾こうと思ったけど、意図してる以上に音が出てた。
腕持っていかれる、みたいな。
そんなん初めてだったので、ちょっとびっくりした。
家でノリノリで弾く事は多々あるけども。それとも違う感覚。
単純に意識してないだけで、自分がそういう気分だっただけなんだろうけど。