社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

「トイレの神様」を称賛する

※2011/01/12注意書き追記
 逆説的に書いておりますので、「トイレの神様」がお好きな方は
 間違っても読まないで下さい。気分悪いよ。


紅白終わってからやっぱり売れたみたいですね、「トイレの神様」。
その割にあんまりいい話聞きませんが。。。
1回聞いたらもうええねん、という感じであります。
なんかテレビも出まくりだしねぇ_。
歌が冗長な割にガツガツしてるな、演奏しても面白くなさそう、
と思う。
今まで紅白でドーン!と行った人の中でもガツガツドヤー!な人
というのはあまり無かったのではないだろうか。


このまま行くと罵詈雑言になりそうなので、
頑張っていい所探してみた。
○トイレ掃除に注目が集まるようになった
 トイレ掃除は金運アップに良いという話もありますね。
 ご利益の為にトイレ掃除、というのもアレな気も致しますが
 トイレが綺麗なのは良い事なんではないでしょうか。
 スッキリ感・達成感ありますし。
 良いお嫁さんになれるのかは知りませんが。
○トイレに纏わる伝承を思い出すようになった
 「トイレで転ぶと3年7年と法要の周期でしぬ」という話があるそうで。
 他にも色々あるんだろうなぁ。
 個人的には内容もさることながらその来歴が気になります。
 上記の話であれば、行者さんが仰っていた話との事なので
 恐らく何らかの信仰と結びついているのではないかと思う。
○数多のミュージシャン(の卵)に夢を与えた
 冗長なメロディ、日記のような歌詞でも大ヒットするのです。
 「KAGEROU」が売れる(沢山出荷される)時代ですし、
 「いつか自分だって・・・」という希望を与えたに違いありません。
 ”いい”事務所に入ったら、がっつり売って貰えるようですし。
○メディアミックスによる経済効果
 歌だけじゃない、本、ドラマ・・・と広がっています。
 歌→本だったら樋口了一の「手紙」*1もありましたが、
 今後は歌詞で売る歌は本にもなっていく、というメディアミックスが
 増加するのかもしれません。
○媚びずとも強い人のままでもOKの時代が来た
 人気がある女性アーティスト、つかアイドルですね、
 こういう人達は強かかもしれないけれど、TV画面の中では
 しおらしい、かわいらしい感じを醸し出しています。
 男女問わず、アーティストでもあんまりTVで強気の発言をする人は
 多くない。
 しかしTVで見る彼女は「退かぬ!媚びぬ!省みぬ!」という
 感じですね。
 女子力を強調したり、可愛らしさを装ったりしなくても
 強気でアピってもよい時代が来るのかもしれません。
○人の心を試せる
 「トイレの神様」を聞いて泣けるか否か。
 「感動しないなんて、泣けないなんて酷い人!」という
 判断が出来ます。
 勿論、その逆とか別バージョンの判断も出来ますね。
 因みに、小生は泣けません。
 どこからツッコんでよいやら・・・と思います。
 酷い人、と言ってくだすって結構です。
○おばあちゃんを大事にしようと思えるようになる
 この歌詞を読んで感想を書け、という宿題が出て
 「おばあちゃんに冷たくしないようにしよう」と書いた子供さんが
 いらっしゃるそうです。
 いい事です。
 小生もばーちゃんと回転寿司食べに行ってこなくっちゃ。


DISっちゃったよメーン。
個人的には「おばあちゃんがトイレ掃除頑張ったら別嬪になるよー
って言ってたなぁ・・・しみじみ。今日もがんばろう」位に
しときゃよかったのに、とは思います。
ワタシワタシになっちゃうのがイマドキなんですかね。
あと歌詞やたら長いのも日記みたいなのもイマドキなのかも。
変な歌唱ラップ多いし、「それ歌にせんとアメブロに絵文字付で
書いとき」な奴も一時的にチャート30位くらいに来たり
しますもんね。


あ、「聴く」ではなく「聞く」って書いてるのは敢えてそうしてます。

*1:追記:例として挙げたまでで内容云々についてはここでは議論しません。