社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

経験です 経験です〜バンドやるです2010完結編〜

さて当日であります。
全力で寝坊して掃除機かけてご飯食べて声出しにカラオケに寄る。
喉が開く感じせえへんなーと思いつつハニーラテであったまってから
会場のクラブ月世界へ。→こんなかんじ
ここもキャバレーだったハコですがキネマ倶楽部より小奇麗にしてあって
でも随分ちっちゃいです。
何しろボーカルはステージ前のちっちゃいステージに出てましたから。。。
上の座席が控え室代わり、他のバンドのお兄さんとだらだら開演まで
話をしてました。
けだるげなブライアン・チバ氏がテネシーローズをお持ちとのことで
きゃああああ持たせて下さい写真撮らせて下さいですうと一人大ハシャギ。
ばかですねー。
やってきた我がバンドのギタリストの変形ギターも持たせてもらいキャー!
ばかですねー。
ちょっと左手の押さえ方なんかも教えて貰ったり。
しかし人のギター持たせてもらうの緊張しますね。本番直前だし。


そして「銀河」の話。
毎年何かしら出ておりますが、3年ぶり2度目のお歌ありの
出演であります。
今回は初めてフロントに立つんだぜ。
立ちたくなかったけど「そのくらいやんなさい」と言われたのと
志村の立ってた位置だよな・・・というのとで立つ事にしたのだった。
(個人的希望は寧ろダイちゃんみたくシンセにぐるりと囲まれたかった
 けど、そんなに沢山鍵盤置いてくれへんし。)
出番前にさてフロアに下りますかね、と見たらチーム若手は自主的に
チューニング行っちゃうし(頭のチューニングもするらしいぜ)
ベース師匠は出演してはるしうわあんどうしたらいいのさ!
ラテンのリーダーさん(「じょいふる」で踊ってきたらしい)
とっ捉まえて見守ってやってくださいですーと話をしてきた。
揃ってるんだかわからん状態で下りて、無理矢理加トちゃんしてきた。
リーダーですから、ちゃんと上下包んできましたわよ、はい。
でもチーム若手、ドリフ知らんやろなー(笑)。すまんかった。
フロアから入場ですよー。
や、なんか前の台っすよ。。。
ステージ上でいいのに、と思ったが狭いから下りろ、と。
セッティングややこしいのでMCのセンセとお話をする。
出演時に抱負書けやー、つうことで「志村アンタすごいんだよ」的な事
書いてたんですが、これは終わってから「どういう意味?」と振って頂く
予定だった。
歌う前に喋っちゃうの・・・?センセ志村の事調べて来てはるし。
もう泣きそうなんですが。色んな意味で。
で、まぁ始まりまして。
冷静というか何と言うか、取りあえずボーカルがモニターから返って来ないの
ですが・・・でも音外してるのだけよーく分かった(泣)。
鍵盤に限れば演奏酷くないから。
存在がモノノケーノケーノケーだしかなり簡単にしてますからね。
あれ位弾けて当たり前なんです。
声出なくて悔しかった。
一番声出たのが「ギター○○!」だったくらいで。
(ひとつくらいは志村の真似したかったのでやったのだった。)
ギター苦戦してたな。山内すごいよ山内。
悔しいのは悔しいですが、まー楽しかった。
演奏後もしどろもどろでフジファブリックの話しつつ。
美しくて面白くて可愛くて難しい歌で、演奏の面でもすごいんだよ
フジファブリックは!志村は!
というような事を話したんじゃないかな。
センセも気ィ遣こてはって「天国の志村さんにも・・・」って仰るから
「いやあああやめてえええええ」な気分でした。
伝わるなんて恐れ多いというか寧ろそれはご勘弁願いたい_。
志村ごめんなさいです。


で、余韻に浸る間もなく「ここがダメだった」と口々に話すチーム若手を
「よくやった!ありがとう!」と見送って次の出番じゃ。
待ちの間に憧れのドラムの方(今回はパーカスで参加)と話してたんですが
なんと!フジファブリック観に行ってたよ、な方だった。びつくり。
しかも!金澤ダイちゃんの昔のバンドをスタクラで観てたとかで
ふつーに話をされていたそうだ。
「雲の上の人になっちゃったねー」だそうで。
ここらで出番来ちゃったよ。
またゆっくりお話伺いたいです!


そしてラテン・・・グロリア・エステファンの「コンガ」なんですが。
ピアノのモニタートラブったりしてこちらも始まるまでが長かった。
始まってしまえば一瞬でした。
今回は人生で一番長いソロ、20小節あるん。
プラス8小節モントゥーノあるしよ。その後のソロだしよ。
(「銀河」のギターソロ、ラストのキーボードソロより長い!)
すげー長いと思っていましたが、本番は短かった。
しくじったから取り返したかったっつー訳ですが。
そういえばお師匠さんと競演させて頂くのも初めてだな。
多分リズム悪かったっすわ・・・ワシ。がっくり。
でも楽しかったからいいのだ。
「銀河」の後だからもーさっきの何やってん!なくらい楽しもうと思っていた。
何だろう、後ろばっか見てないで前も見なさいよ、って言われてるみたいな
気分だったのね、プログラム見た時。
だから、こちらは目いっぱい楽しんだ。
お客さん踊ってなかったけど(笑)。
踊って欲しかったなぁ。。。


その後は最後まで客席つか上から盛り上げに回ってました、勝手に。
ラテンのSAXのお兄さん達とワイワイやってたというか。
トリのブライアン・セッツァーが凄かった。かっこよかった。
ホーンの人らがめっちゃ踊ってはるし歌もギターもかっこいいし
何よりドラムが去年の天才少年で叩く叩くもうピエール中野も舌巻くよ?
な凄さで。
ツーバスちゃうか?いやツインペダルっしょハイハットのとこにあるもん、
と盛り上がるSAXと鍵盤。
チャイナ叩くんかっこええしと叫ぶ鍵盤。あほか。
この歌とギターが件のブライアン・チバ氏で、ROSSOもギター・ドラムが
同じ方でした。すげえよ!
ROSSOは「銀河」の前でしたが普通にライブ観に来た客やってたもん(笑)。
拳振り上げてね。
どちらも賞取るやろと思ったら取ってはった。
でーも、「コンガ」もダブル受賞っすよ。パチパチパチ。
こちらも歌巧かったし、何より楽しそうに演奏していて観ている方も
楽しかったのだそうですよ。
賞よりその事が嬉しい。
ハコの事想定しての選曲だったそうで(小生は面白そうだったから参加)
そういう意味でもピッタリだったのかなー、と思う。
まー「銀河」はボーカルのワシがアレですから。
話もしましたけど、フジファブリックというバンドがあって、
そして志村正彦という人が居ていい歌作ってて、
その事実が他の人に伝わればいい、すごいんだよーって伝えられたらいい、
ヘタクソな歌歌ってる子おったけど、あれフジファブリックってバンドの
歌だったのねー、とでもいいから覚えていて欲しい。
少なくとも小生が初めて発表会ライブに出た時の年齢のチーム若手の
思い出にいっそ残ればいい、と思っているので、
それが果たせればいい。
(暑苦しくなるので本人達にはそんなに言って無い。
 ドラムの子にはちょこっと話したのかな。)
志村は「曲を作れないミュージシャンほど世の中の役に立たない存在は
ない」と志村日記で書いていて、それこそ身を削るようにして
歌を作っていたけれど、その歌の力の凄さを改めて思い知ったというか
そこまで自分を追い込まなくても、十分いい歌、すごい歌作っててんで!
すごい、としか形容が出来ない自分のあほさ加減が情けないけど。
すげー力不足だったのが悔しくてならないのだけど。


で、話が前後しますが賞の発表前にお師匠さん方の演奏があった。
お師匠さんのピアノかっこよかったす!
SAXのセンセもかっこよかったす!音がシャープで少し丸くて。
(結構厳しい方・・・と初めて知ったよ。)
2曲目のソロ回しでボーカルのセンセが「誰のソロ聴きたい?」と仰るので
一同でドラムの先生指名して名前呼んでたんですが
「ピアノ?」と無茶振りされてました。師匠、ごめんなさい。
それでも笑顔で弾いておられたよ。すげえ。
(後で聞いたら全然その遣り取り聴こえなかったそーだ)


まぁそんな訳で今年も終わりました。
また演れたらいいなぁ。
来年こそは鍵盤に専念したいものです。
ダイちゃんかっこええもん。弾きたいー。
フジファブリックのコピバンやりたいよぉ。


余談ですが、秘かに録音したのアプろうかと考えたのですが
歌が酷すぎるのと録音レベル酷いのとでやめとく。
「ギター○○!」で名前叫んじゃってるし。